ノルウェーのオスロで開催されている男子テニスのエキシビションマッチ「アルティメット・テニス・ショーダウン(UTS)」は9日にラウンドロビンが行われたが、世界ランク70位の
G・モンフィス(フランス)はロッカールームで大会役員に怪我を負わせたとして、エキシビションマッチでは異例の失格処分となった。
>>大坂 なおみvsガルシア 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらカタールOP組合せ<<UTSは従来のテニスから大きく変更したルールで行われる革新的なテニスイベント。各試合は8分×4クォーター制で行われ、最初に3クォーターを獲得した選手がその試合に勝利する。なお、両者が2クォーターずつ並んだ場合、5クォーターはサドンデス方式で行われる。サドンデスは先に2ポイント連取した方が勝利となり、2ポイント目以降のすべてのポイントがマッチポイントとなる。
2024年最初の開催となる今回はオスロで行われている。モンフィスの他には同5位の
A・ルブレフ、同7位の
H・ルーネ(デンマーク)、同11位の
A・デ ミノー(オーストラリア)、同12位の
C・ルード(ノルウェー)、同23位の
A・ブブリク(カザフスタン)、同90位の
D・ティーム(オーストリア)、同110位の
B・ペール(フランス)が出場選手として名を連ねた。
グループBのモンフィスはこの日、デ ミノーとの対戦には出場したものの、その後予定されていたペールとの対戦を前に大会がモンフィスの失格と、モンフィスに代わり同313位の
L・プイユ(フランス)が出場することを発表した。
大会側は当初、モンフィスの失格理由についてスーパーバイザーに対する行動規範違反とのみ発表していたが、10日に公式Xで失格の経緯を説明した。
「昨日、ロッカールームでガエル・モンフィスとスーパーバイザーであるステファン・アポストルー氏との間でふざけ半分の戯れのようなやり取りがあり、スーパーバイザーが軽い怪我を負ってしまいました」
「UTSは、ガエルに悪意がなかったことを100%わかっていますが、軽傷とはいえ大会役員が負傷した以上、ガエルを失格にせざるを得ませんでした」
「ガエルは失格処分を受け入れ、彼とスーパーバイザーは友好的なままお別れしました」
「ガエル・モンフィスさん、また次回会いましょう」
エキシビションマッチで選手がこのような形で失格となることは、極めて異例のこととなる。
【大会1日目の結果】
・グループA
ルーネ 16-8, 11-14, 13-10, 11-13, 2-1 ティーム
ブブリク 16-13, 17-14, 16-17, 13-12 ティーム
ルード 6-21, 14-13, 17-12, 13-12 ルーネ
・グループB
ルブレフ 20-12, 20-14, 22-16 ペール
デ ミノー 15-12, 17-8, 16-9 モンフィス
ペール 20-13, 15-18, 16-18, 23-15, 2-1 プイユ
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