男子テニスの南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)は31日にシングルス1回戦が行われ、27日にロシアからカザフスタンに国籍を変更した第6シードの
A・シェフチェンコ(カザフスタン)が予選勝者で世界ランク194位のD・スブルチナ(チェコ)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで下し初戦突破を果たすとともに、カザフスタン国籍での初白星を挙げた。
23歳のシェフチェンコは昨年チャレンジャー大会で2度優勝を飾ると、ツアー大会でもマッチ初勝利を含む16勝を挙げるなど着実に結果を残し、昨年最後に出場したモゼール・オープン(フランス/メス、ハード、ATP250)では自身初のツアー決勝進出を果たした。決勝では敗れ準優勝となったものの、大会後の世界ランキングで初のトップ50入りを果たし昨シーズンを終えた。
今季は開幕からツアー大会に2大会出場すると、いずれも初戦には勝利し、2回戦で敗れた。前週の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では1回戦で
J・ムナル(スペイン)に敗れ初戦敗退となった。
そのシェフチェンコは先月27日に国籍をロシアからカザフスタンに変更すると自身のSNSで発表。
今大会はカザフスタン国籍として迎える初の大会となった。
1回戦の第1セット、シェフチェンコは第2ゲームで先にブレークを許したものの、第5ゲームと第9ゲームで2度のブレークを果たし先行する。
第2セットはブレークの奪い合いの末、第10ゲームで3度目のブレークを奪われたシェフチェンコが1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、シェフチェンコは第2ゲームと第6ゲームで2度先にブレークされる展開となるも、いずれのゲームも直後のリターンゲームでブレークバックを果たし粘りをみせる。すると第9ゲームで今度はシェフチェンコがブレークに成功。このリードを守り切り、2時間50分の熱戦の末にカザフスタン国籍での初白星を飾った。
勝利したシェフチェンコは2回戦で世界ランク104位の
G・バレール(フランス)と対戦する。バレールは1回戦で予選勝者で同214位のU・ブランシェット(フランス)を下しての勝ち上がり。
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