テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日にジュニア部門の男子シングルス3回戦が行われ、第4シードの
坂本怜が第13シードのP・マリンコフ(オーストラリア)を4-6, 6-0, 6-1の逆転で下し、四大大会ジュニアで初の8強入りを果たした。
>>アルカラスvsズベレフ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスら全豪オープン組合せ<<>>サバレンカ、ガウフら全豪オープン組合せ<<17歳の坂本は、現在キャリアハイとなるジュニア世界ランク7位。今大会には第4シードとして出場している。
坂本が四大大会ジュニア部門のシングルスに出場するのは今回が6度目。3度の16強を記録しているが、8強入りはまだなかった。
今大会は1回戦、2回戦ともにストレート勝ちで3回戦に駒を進めた。
迎えた3回戦の第1セット、坂本は第1ゲームでミスが重なりブレークを許すと、その後相手のサービスを崩せず先行される。
しかし第2セット、坂本は5本のサービスエースを決めるなどファーストサービス時に85パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは3度のブレークに成功し、1ゲームも失わず1セットオールに追いつく。
ファイナルセット、坂本は勢いを落とさずプレーを続け10本のウィナーを決める。サービスゲームでは相手に一度もブレークポイントを与えず、自身はリターンゲームで2度のブレークを奪い、1時間33分で四大大会ジュニアのシングルスで初の8強入りを決めた。
試合後の会見で坂本は「ファースト(セット)は、全体を通してプレー自体は思い切れてて良くて、ファーストのスタートで相手が良くてブレークされたっていうだけだったので自分の気持ちとしてはあまりアップダウンすることはなかったかなと思います」と試合を振り返った。
さらに「自信持ってできてますし、ちゃんと実力があるというふうに、今日ファースト落としたときも自分のプレーは良いと信じられていたので、良い流れではあると思います」と自信ものぞかせた。
また、23日に発表された国別対抗戦デビスカップの日本代表に選出されたことについては「僕も2、3日前くらいにコーチからぽろっと言われて『え?』って思って『マジか』という感じでした」と驚きを明かした。
デビスカップで試合に出場することはおそらくないと話したものの、チーム内で「若々しさを出したいです。ガキンチョ感というか(笑)」と話した。
勝利した坂本は準々決勝でジュニア世界ランク37位のC・ウェステンディック(アメリカ)と対戦する。
なお、坂本は第1シードとしてF・チーナ(イタリア)とのペアでダブルスにも出場しており、24日にダブルヘッダーでダブルスの準々決勝に臨む。
今大会の目標は「単優勝。複(優勝)があればなお良しという感じです」と会見の最後に坂本は口にした。
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