男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は14日、シングルスグリーングループ第2戦が行われ、第8シードの
H・ルーネ(デンマーク)は第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦したが、チチパスが第1セット2-1の時点で途中棄権したためルーネが最終戦初勝利をあげた。
>>ジョコ、アルカラスら最終戦の組合せ<<>>望月 慎太郎、島袋 将ら兵庫CH組合せ<<Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。
2日に行われた第1戦でルーネは第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に6-7 (4-7), 7-6 (7-1), 3-6のフルセットで、チチパスは第4シードの
J・シナー(イタリア)に4-6, 4-6で敗れており、仮にこの試合で敗れれば決勝トーナメント進出の可能性が大きく減ってしまう一戦となった。
第1ゲームでルーネは2度のブレークチャンスをチチパスに与えるもこれをセーブすると、第2ゲーム以降はチチパスが痛みをこらえる回数が多くなり、第3ゲームでルーネがサービスキープした時点で途中棄権となった。
試合後の会見でルーネは「このようなかたちで終わるのは残念だよ。日曜日(ジョコビッチ戦)でやったようなレベルの試合をする準備はできていたんだ。戦う準備はできていたけど、違う意味でタフな試合になってしまったね」とコメントした。
1勝1敗となったルーネは予選ラウンドロビン第3戦でシナーと対戦する。シナーは同日行われた第2戦でジョコビッチをフルセットで下しており、グループ内で唯一負けなしを維持している。それでもルーネは、第3戦で勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性も残しており、大きなモチベーションとともに戦う準備をすると明かした。
「彼(シナー)はコート上で何でもできる。彼は素晴らしいフォアハンド、バックハンド、ボレーを打つことができるんだ。素晴らしい動き、サーブ、すべてだね。ここイタリアで彼と対戦するのは、よりタフなのは明らかだ。それが現実だろう。僕はただ準備するだけさ」
棄権となったチチパスの代わりには補欠として待機していた世界ランク9位の
H・フルカチュ(ポーランド)が参戦し、第3戦でジョコビッチと対戦する。
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