女子テニスで世界ランク2位の
I・シフィオンテク(ポーランド)は31日、海外メディア「Tennis Channel」のインタビュー動画に登場。現在行われている最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)の大会前のフォトセッションで7人が白いドレスを着用し、自分1人が赤いドレスを着ることとなった経緯を説明した。
>>【写真】試合とは全く違う!真っ赤なドレスを着用し、大人の雰囲気をみせるシフィオンテク(全5枚)<<同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約13億5,100万円)。
22歳のシフィオンテクは今シーズン、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む5つのタイトルを獲得する活躍をみせ、今大会の出場権を手にした。
29日の開幕を前に27日には出場選手が記念撮影を行った。
しかし、シングルスに出場する8選手のうち、シフィオンテクを除く7名が白いドレスを着用したのに対し、シフィオンテクは真っ赤なドレスを着用。
写真でも1人目立つ形となり、ファンからはどうしてこうなってしまったのかという声が上がっていた。
その中で30日に初戦を迎えたシフィオンテクは第7シードの
M・ボンドロウソワ(チェコ)を7-6 (7-3), 6-0のストレートで下し、初戦を白星で飾った。
そして試合後、海外メディア「Tennis Channel」のインタビューに答えたシフィオンテクは大会前の写真撮影で自分だけが赤いドレスを着た経緯を説明した。
「正直なところ、大層なストーリーはないわ。ドレスは2,3ヵ月前に選んだの。そしたらWTA(女子テニス協会)から、全員白色のドレスを着るようにってメールが来たの。私たちは『本当に?結婚とかするわけじゃないのに』って感じだったわ」
「それでそのルールを変えることは可能かどうか聞いてみたの。そしたら数時間後にメールが来て、『大丈夫、好きな服を着ていいよ』って言われた。たぶん、ほとんどの選手たちはその(白色を着る)ルールだと思ったんだと思うわ」
「でもよくわからない。前日にみんなは何を着るのか聞いたの。そしたら4人の選手が白を着るって言われたわ。正直、私1人だとは思わなかった。ドレスで大きな騒ぎにしたくなかったしね」
「でもこれを選んでよかったわ。ポーランドのファッションデザイナーのものなの。初めて見たときから気に入っていた。赤でちょっとメキシコっぽい雰囲気もあるし。いい選択だったと思う。こんなにスリムなものを着たのは初めてだったわ」
大会前に思わぬハプニングに見舞われたシフィオンテクだったが、試合ではしっかりと強さをみせた。
【GNPセグロス・WTAファイナルズのシングルスの組合せ・結果】
・バカラー グループ
A・サバレンカ 1勝0敗
J・ペグラ(アメリカ) 1勝0敗
E・ルバキナ(カザフスタン) 0勝1敗
M・サッカリ(ギリシャ) 0勝1敗
・チェトゥマル グループ
I・シフィオンテク 1勝0敗
C・ガウフ(アメリカ) 1勝0敗
O・ジャバー(チュニジア) 0勝1敗
M・ボンドロウソワ 0勝1敗
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