男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は7日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
D・メドベージェフが世界ランク98位の
C・ガリン(チリ)を6-3, 6-3のストレートで破り、3回戦進出を果たした。この試合の途中では蝶がメドベージェフの持つボールにつきなかなか周りから離れないハプニングも起きた。
>>アルカラス、メドベージェフら上海MS組合せ<<今季、4月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)を含む5大会で優勝した世界ランク3位のメドベージェフ。今大会は1回戦が免除のためこの試合が初戦となった。
この日は6本のダブルフォルトを犯すなどサービスの安定感を欠いたメドベージェフだったがファーストサービスが入ったときには81パーセントの高い確率でポイントを獲得。ストロークではガリンとの打ち合いとなり9度のブレークチャンスを与えたものの、2度のブレークに抑えた。
リターンゲームではガリンのセカンドサービスから勝機を掴み計5度のブレークに成功。1時間31分で勝利を決めた。
この試合、第2セット第3ゲームのメドベージェフのサービス時に蝶がメドベージェフ周辺を飛び回るハプニングが発生。上手く追い払うことができないメドベージェフだが、最後は蝶が自身の持つボールに止まり、メドベージェフはそれをラケットに乗せボールパーソンに渡した。
試合後の会見では中国人記者から、中国では蝶は幸せを運んでくる象徴とされており、勝利を運んできてくれたのではないかと知らされるとメドベージェフは「蝶は美しいとは思うけど、ある意味…うん。僕はちょっとね。昆虫が怖いわけじゃないんだよ(笑)。蝶がボールの上に座ったとき、僕はそれをボールボーイに渡すことができたからとても良かった。それが幸運を運んでくれるなら、僕にとっては完璧だね」とコメントした。
2019年以来4年ぶりの開催となる今大会。前回大会のディフェンディングチャンピオンとして臨むメドベージェフはサーフェスやボールの変化について言及した。
「正直なところ、4年前とは違う感覚だった。ボールが違うし、サーフェスも少し違う。いいことは、自信を持つことができるということで、それが今日の勝利につながったんだ。だから、この試合が明日もっといいプレーをするためのいい出発点になることを願っているよ」
4年越しの連覇を目指すメドベージェフは3回戦で第26シードの
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク186位のブ・ユンチャオケテ(中国)を6-1, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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