女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023（日本/東京、ハード、WTA500）は２７日、シングルス２回戦が行われ、世界ランク１４８位の本玉真唯は第１シードで同２位のＩ・シフィオンテク（ポーランド）に健闘するも及ばず4-6, 5-7のストレートで敗れ、今季ツアー２度目のベスト８進出とはならなかった。試合後の会見で本玉はシフィオンテクについて「やっぱり強いなと感じました」と明かした。

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２４歳の本玉は今大会、１回戦で世界ランク９２位の日比野菜緒を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。一方、同２位のシフィオンテクは１回戦免除のためこの試合が初戦となる。

初顔合わせとなったこの日の第１セット、本玉はシフィオンテク相手に第３・第５ゲームでブレークに成功しゲームカウント4-1とリード。しかし、第６ゲームでブレークバックを許すとシフィオンテクに一気に５ゲームを連取され、先行される。

続く第２セット、第１ゲームでいきなりブレークに成功した本玉だったが直後の第２ゲームから５ゲームを連取されゲームカウント1-5と窮地に立たされる。その後、４ゲームを連取しゲームカウント5-5に追いつく粘りを見せるも第１２ゲームでこの試合４本目のマッチポイントをものにされ、２時間２分で力尽きた。

試合後の会見で本玉はシフィオンテクについて「第１セット、4-1とリードしてましたが、そこからでも取りに行こうという感じでしっかりラケットを振ってきました。おきにいくショットはなく、どんな時でも振っていく怖さがすごいありました。第２セット、1-5から5-5に追いつきましたけど、またそこからペースを落とすことなく、しっかりと振ってきて自分からポイントを取りにくるところを見てやっぱり強いなと感じました」とコメント。

試合全体については「試合全体を通してはすごい悔しいですけど、（第２セット）1-5から5-5までのプレーはすごく良くできていたと思います。これから目指すべきはそこだと思いますので、もっとフィジカルを鍛えなければいけないですし、もっと磨かなければいけないですけど、自分のプレーにより自信がつきました。自分はやれると思える試合ができたことはすごくうれしいですし、めちゃくちゃ自信になりました」と言及した。

勝利したシフィオンテクは準々決勝で第８シードのＶ・クデルメトバと対戦する。クデルメトバは２回戦で世界ランク９６位のＫ・デイ（アメリカ）を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第２シードのＪ・ペグラ（アメリカ）と世界ランク２１位のＥ・アレクサンドロワが８強に駒を進めた。

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