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土居美咲「本当にありがとうございました」

土居美咲
会見に臨んだ土居美咲
画像提供: tennis365.net
9月23日に開幕する東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)をもって現役を引退することを表明した女子テニスで世界ランク300位の土居美咲は24日に都内で会見を行い、現在の心境を明かした。

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32歳の土居は2015年10月にはBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ、 ハード)でツアー制覇を達成。2016年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では16強入りも果たし、同年10月に自己最高となる世界ランク30位を記録した。

今月19日にSNSを通して引退を発表していた土居はそのとき「実は去年から腰の状態があまり良くなく、ここ最近は痛みのない状態でプレーする事が困難になってきています。現状高いレベルでの継続したプレーが難しく、この様な決断に至りました」とコメントを残していた。

24日の会見ではサプライズで、昨年引退した“盟友”奈良くるみも登場。涙ながらに花束を渡し、土居の会見を見守った。そして土居は引退に至った背景、腰の状態などを明かした。

「私、土居美咲は9月に行われます、木下グループジャパンオープン、そして東レパンパシフィックオープンにて現役を引退することを決意致しました。これまで本当にたくさんの方に支えられテニス人生を送ることができました」

「スポンサーの方々だったりジュニアの頃から指導してくださったコーチの方々、トレーナーの方々、本当にたくさん支えてくださった方たち、そして今まで応援してくださったたくさんのファンの方たち、本当にありがとうございました。そして、今日は両親も来ているんですけど、家族には本当にテニスを始めた頃からずっと支えてもらってきました。本当にありがとうございました」

「そして今日、本当に驚いたんですけど奈良くるみ選手。くるみとはずっと、ジュニアの頃から一緒に戦ってきて。ジュニアの頃は私にとっては目標にする存在で、プロになってからもお互い切磋琢磨しあいながら、互いが頑張っているからこそ自分も頑張ろうと思えた存在でした。本当にありがとう」

「引退を決めた1番の大きな要因としては腰のけがになります。選手生活をしながらも腰のけがは何回もありましたが、去年くらいから頻繁に腰のけがが出てくるようになりまして、今年に入ってなかなかごまかせないような状態になってきたと言いますか。色々な解決法を試みたんですが、ケアの面とかトレーニングの面とか腰専門の病院に行ったりとか。今年の春には色々な方の助言を頂いてサーブのフォーム改善をしてみたりとかアプローチをしたんですけど、なかなか高いレベルでのプレーが難しい状態になりまして、引退を決意しました」

「引退をすることになってから、自分としてどこで最後戦いたいかとなったときに、やはり今まで支えてくださった方たちや応援してくださった人たちのいる日本でぜひ最後を迎えたいとうことで、木下ジャパンオープンと東レPPOという大会、自分がWTAの舞台で戦ってきたのもあるので、そのような大会で終わりたいという思いがありました。なので、この時期に日本で終えることになりました」

「今は、自分としてはそこまで必死に最大限の準備をして練習とトレーニングと治療と挑んでいるところです。ぜひ最後まで応援して頂けたらうれしいです。ありがとうございます」

---引退決断の経緯
「自分の心としては落ちていなかったですし、正直腰のけががなければあと2年くらいはやっていたかなというなんとなくの気持ちがあったりとか。自分のテニスのレベルを考えると、1回戻った記憶もあったので『また戻れるだろう』という自信も正直あった部分もありました。もちろんITFの連戦とか難しい部分もあったんですけど、自分のなかでは腰のけががなければもう少しできたかなとなんとなくは思っていました」

---選手としてのこだわりと誇り
「ランキングが300位とかまで落ちる時期もあって。26歳くらいだと思うんですけど、そこから踏ん張ってまたツアーで戦えるようになって、諦めなかったことは競技人生振り返っても誇らしいことだったかなと思います。自分の軸はずらさないようにしようとはずっと思っていて。自分の信じた道は崩さずやろうとは常に思っていました」

---腰のけがについて
「手術の選択肢も考えはしたんですけど、病院の先生によると競技者としてはその選択はおすすめできないと。結局手術はしても数年後違うところに痛みが出てきちゃうような手術というか、なかなか完治が難しいと説明をされて、色々な治療やトレーニングやサーブの改善など自分としては色々なことを試みてこの決断に至りました。自分としてもやれることはやったという自信はあります」

---9月の2大会、そしてファンへ
「どれくらいのプレーが自分にできるのか分からないですけど、とにかく自分にできる最大限をコートで出してプレーしようと思っております。そして今まで支えてくださった、応援して下さった人たちの前で自分の必死に戦う姿を見てほしいなと思います」

---テニスとは
「なくてはならない存在かなと思います。正直、ジュニアだったり現役前半の頃はテニスを引退したらそんなに関わらないんじゃないかと思っていたりもしたんですけど、自分が良かったなと思うのが、まだまだテニスが好きですしテニスのために何かしたいなという思いはあるので、自分の人生にかけがえのないものですし、何かしら今後関わっていきたいなと思います」

また、最後に会見の様子を見守っていた奈良からコメントも贈られた。

「みっちゃんと呼ばせて頂きます(笑)。出会ったのは、初めて挨拶したのは12、3歳のときで、こんな人見知りな子と仲良くなれるなんて思わなかったくらいみっちゃんは人見知りでした。そこからずっと良いライバル関係で、あとから考えるとこんなに近いランキングだったり一緒にいたので、いがみ合うことも普通だったらあり得るのかなと思ったりもしました。でも、私からしたらみっちゃんがいたおかげで自分が頑張ることもできましたし、応援することもできて、キャリア終盤は毎日連絡を取り合う感じではなかったですけど、ここぞという大事なときに相談にも乗ってくれましたし、逆にみっちゃんも私に相談してくれたので、本当に良い仲間でここまでこれたかなと。私が昨年引退して、もう少しみっちゃんの応援をしたいと思っておりましたが、こうやってみっちゃんも引退を決断して。2人ともテニスが楽しいと思えているなかで引退しているのはすごく幸せなことだと思うので、これからはみっちゃんもテニス界に貢献してほしいなと思います。これからは親友、ベストフレンドとして(笑)2人の人生を楽しみましょう。そして東レまでは選手として悔いない選手生活を送ってください。本当にお疲れ様でした」

今後は9月11日開幕の木下グループジャパンウィメンズオープン(日本/大坂、ハード、WTA250)と東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023に照準を合わせ調整していく。

土居美咲と奈良くるみ

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