テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は21日、女子テニスで元世界ランク178位のN・コラー(スロベニア)に対し、テニス界からの生涯追放と罰金17万5,000ドル(2,500万円)を科したと発表した。
>>【動画】錦織 復活優勝の瞬間<<今回、コラーは計25件の違反を犯したとされ、内容は試合での八百長や賭博、賭博の斡旋、第三者との共謀など多岐にわたる。コラーの不正は2015年から2020年まで行われており、ITIAは「長期間にわたる最高度の汚職犯罪」と断定した。また、同選手は取り調べの際、自らの行為に対して悔恨や反省の態度を示さなかったことも今回の罰金額が科された原因にもある。
計10試合の不正を行ったとされるコラーはシングルス178位、ダブルス140位の最高記録を持っていたが、不正が判明した2020年以降は公式戦などに出場しておらず、現在はどちらもランキングが無い状態に。
今後、コラーは公式戦に出場することのみならず、審判として大会運営に関わることもできなくなる。
■関連ニュース
・元93位に14ヵ月の出場禁止処分・「悪夢の日々」陽性反応で一変・仏女子選手が4年の追放処分に■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング