テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日に女子シングルス4回戦が行われ、世界ランク132位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)は第14シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)に7-6 (7-3), 3-6, 5-7の逆転で敗れ、自身初となるベスト8進出を逃した。試合後には昨日のダブルスについてコメントした。
>>【動画】加藤 未唯がボールをぶつけてしまったシーン<<26歳のソリベス=トルモは昨日行われた女子ダブルス3回戦で
M・ブズコバ(チェコ)とペアを組み
加藤未唯/
A・スーチャディ(インドネシア)組と対戦。この試合の第2セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまう事案が発生。加藤はボールガールのもとに歩み寄り謝罪したものの、その後レフェリーに危険行為と判断され、加藤/ スーチャディ組は6-7 (1-7), 3-1の時点で失格となった。
このことについて賛否両論の声が上がっている中、執拗な抗議を行ったソリベス=トルモとブズコバに批判的な意見も上がっている。
騒動から一夜明け、ソリベス=トルモが迎えたシングルス4回戦、第1セットは両者3度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。タイブレークではハダッド=マイアを上回る5度のミニブレークに成功したソリベス=トルモが先行する。
続く第2セット、ソリベス=トルモは第3ゲームまでに2度のブレークに成功し、一気に3ゲームを連取したものの、ハダッド=マイアの反撃を受けその後6ゲーム連取を許し、1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合うと、第5ゲームでソリベス=トルモはダブルフォルトが絡みこのセット2度目のブレークを許す。ハダッド=マイアのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでソリベス=トルモはブレークを返す粘りを見せたものの、最後は2ゲームを連取され力尽き、自身初のベスト8入りを逃した。
試合後の記者会見でソリベス=トルモは昨日のダブルスでの騒動後に批判を受けたことについて「悪いことはしていないと思う」と述べた。
「まず第一に、昨日起こったことはとても悪い出来事ね。また、マリー(ブズコバ)にとっても私にとっても、そのようなことを言われるのはつらい。私たちが昨日やったことは、レフェリーのところに行き、何が起こったかを説明することで、簡単ではなかった」
「まず私たちは、ボールキッズが泣いていたのは、何かが起きて怖かったからだと伝えた。そして、ボールキッズにはボールが見えなくて、ボールはダイレクトで当たったんだと伝えた」
「あとは全部スーパーバイザー(審判員)が決めたことで、私たちが決めたことではない。悪いことはしていないと思っている。昨日のことに関して私が言えるのはこれだけよ」
一方、勝利したハダッド=マイアは、準々決勝で第7シードの
O・ジャバー(チュニジア)と対戦する。ジャバーは4回戦で世界ランク36位の
B・ペラ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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