テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日に男子シングルス2回戦が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク57位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)を6-3, 7-6 (7-4), 6-2のストレートで破り、5年連続5度目の3回戦進出を果たした。
>>ジョコビッチ、西岡、ダニエルら全仏OP組み合わせ<<世界ランク5位のチチパスが全仏オープン本戦に出場するのは7年連続7度目。最高成績は2021年の準優勝で、この時は決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に2セットアップから逆転で敗れた。今大会では四大大会悲願の初制覇を狙っている。
今大会の1回戦では世界ランク455位の
J・ヴェセリ(チェコ)を7-5, 6-3, 4-6, 7-6 (9-7)で破り2回戦に進んだ。
この試合の第1セット、チチパスはウィナーを12本決めるなどし2度のブレークに成功。40分でこのセットを奪う。
続く第2セット、両者2度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。タイブレークではチチパスが3度のミニブレークを果たし、2セットアップとする。
第3セット、序盤で2度のブレークに成功し3ゲームを連取したチチパスは、自身のサービスゲームではファーストサービス時に88パーセントの確率でポイントを獲得。カルバレス バエナにブレークポイントを与えずにこのセットも奪い、2時間16分で5年連続の3回戦進出を決めた。
試合後の記者会見でチチパスは試合を振り返り第2セットを獲得できたことが大きかったと明かした。
「(今日の試合は)よかったと思う。第2セットは難しいセットで、あまり良くないところに意識が向いてしまい、いつもより厳しく感じた」
「けれど、これはクレーコートの考え方の一部なんだ。反撃して生き残るチャンスは常にある。彼(カルバレス バエナ)は何度かいいゲームをしたし、連続してブレークを繰り返した。タイブレークは僕にとって非常にタフなチャレンジで、これを乗り越えなければならなかったし、2セットアップというアドバンテージを得るためにはあの瞬間に最高のテニスをしなければならなかった。もし逆の立場だったら、状況はかなり難しくなっていたかもしれない」
「タイブレークではいいプレーをすることができたので、ほっとしている。以前はできなかった大胆なプレーができるようになった。大胆な考えや、自分を追い込もうとしたことが大きく実を結んだ」
勝利したチチパスは3回戦で世界ランク95位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と同80位の
N・ボルジェス(ポルトガル)の勝者と対戦する。
同日の2回戦では同48位の
L・ソネゴ(イタリア)、同130位の
F・フォニーニ(イタリア)らが3回戦へ駒を進めている。
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