男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)は第3シードの
D・メドベージェフに5-7, 5-7のストレートで敗れ、2年連続の決勝進出とはならなかった。
>>メドベージェフらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<昨年の同大会では
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
K・ハチャノフ、
J・シナー(イタリア)、
A・ズベレフ(ドイツ)ら強敵を下し決勝に進出。最後は
N・ジョコビッチ(セルビア)に屈したものの準優勝を果たしたチチパス。今大会は初戦の2回戦で世界ランク88位の
N・ボルジェス(ポルトガル)、3回戦で同48位の
L・ソネゴ(イタリア)、4回戦で第18シードの
L・ムセッティ(イタリア)、準々決勝で第15シードの
B・チョリッチ(クロアチア)を下し4強入りした。
この試合、第1セット4-4から雨天による悪天候で約2時間40分の中断を挟む。再開後の第9ゲーム、チチパスがサービスをキープした時点で再び中断となり1時間40分間再び中断となった。第11ゲームでは40-0としたチチパスだったがここから追いつかれると、最後はダブルフォルトを犯しブレークされ第1セットを落とす。
続く第2セット、第1ゲームでメドベージェフにブレークポイントを握られると、最後はパッシングショットを決められブレークされる。その後、チチパスは第6ゲームでブレークバックするも第11ゲームで2度目のブレークを奪われ崖っぷちに。メドベージェフのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームでは1度目のマッチポイントを決められ、力尽きた。
24歳のチチパスは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。その後もバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で準優勝するなど好成績は残しているが獲得タイトルはゼロ。今大会も含め、世界ランクトップ10と戦った4試合は勝利できておらず、タイトル獲得などがかかったビッグマッチで勝ち切ることができていない今季前半となった。
今季のチチパスの世界ランクトップ10に対する成績は以下の通り。
全豪オープン決勝:3-6, 6-7 (4-7), 6-7 (5-7)vsジョコビッチ(当時5位)
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ準々決勝:2-6, 4-6 vs
T・フリッツ(アメリカ)(当時10位)
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル決勝:3-6, 4-6 vs
C・アルカラス(スペイン)(当時2位)
BNLイタリア国際準決勝:5-7, 5-7 vsメドベージェフ(3位)
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