男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク99位の
M・アルナルディ(イタリア)が同91位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-1, 4-6, 6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たした。この試合の第2セットでは両選手による高レベルなラリーが繰り広げられた。
>>【動画】ハイレベルなラリーを展開、会場の観客を沸かす<<>>ジョコビッチ、西岡らBNLイタリア国際 組合せ・結果<<今季2月と4月のチャレンジャー大会で優勝している22歳のアルナルディ。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では「ATPマスターズ1000」初勝利を飾ると3回戦まで駒を進めている。
この日の第1セット、アルナルディはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは2度のブレークに成功し先行する。
続く第2セット、第3ゲームで2度のブレークチャンスを逃したアルナルディ。反撃に出たシュワルツマンに終盤となる第10ゲームでこの試合初のブレークを許し1セットオールとされる。
このセットの第8ゲームでは両選手のハイレベルなラリーが展開された。アルナルディのサービスとなったこのゲーム、互いにネット際にボールを落とすプレーを披露するもポイントは譲らず。アルナルディは股抜きのパッシング・ショットを放つなどシュワルツマンを揺さぶり、ゲームを締めくくるチャンスを得たが、最後のショットは惜しくもロングとなった。このプレーに観客は大きな拍手を贈っている。
そして迎えたファイナルセット、アルナルディは第1ゲームでブレークに成功。その後もブレークチャンスを得ると第9ゲームでは4本目のマッチポイントとなるブレークポイントをものにし、2時間26分の激闘を制した。
勝利したアルナルディは2回戦で第18シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のためムセッティはこの試合が初戦となる。
一方、敗れたシュワルツマンは3週連続の初戦敗退。今季世界ランク25位からスタートしたものの、ツアーでは早期敗退が相次ぎ、現在では91位にまで後退し苦しんでいる。
同日には世界ランク43位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、同54位の
J・J・ウルフ(アメリカ)、同59位の
A・モルカン(スロバキア)、同107位の
D・ゴファン(ベルギー)らが2回戦に駒を進めている。
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