男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク55位の
A・マレー(イギリス)が同61位のT・マルティン・エチェベリーを6-7 (5-7), 6-1, 6-4の逆転で破り、3年連続の初戦突破を果たした。
>>西岡 良仁vsガリン 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎vsベレッティーニ 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらBNPパリバOP組合せ<<マレーがBNPパリバ・オープンに出場するのは3年連続15度目。2009年には4度目の出場で初の決勝進出を果たしたものの、当時世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)に1-6, 2-6のストレートで敗れ準優勝。これが同大会での最高成績となっている。
エチェベリーとは初顔合わせとなったこの試合、第1セットで両者は2度ずつブレークを奪い合ってタイブレークに突入。マレーは3度のミニブレークを許し先行される。それでも続く第2セット、マレーは2度のブレークを奪い、1セットオールに追いつく。迎えたファイナルセット、第1セット同様にサービスキープが続くも、マレーは第8ゲームから3ゲーム連取に成功し、3時間12分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにマレーのコメントを掲載し「今年、何とか勝てた試合の中には運が良かったというものもあったけど、今日は第3セットで多くのチャンスを得ることができた。なかなか決まらず、悔しい思いをしたよ。彼(エチェベリー)はときどき、ビッグサーブを打ってきたし僕も判断が甘かったと思う。最後は本当によく頑張った。ハードな試合だったけど、なんとか乗り切れてよかった」と語った。
また、マレーは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2度、先月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)で4度、フルセットマッチを戦っているが全勝。今回、7度目のフルセットマッチとなったが勝利しており、今季無敗を継続している。
「偶然だとは思わないけど去年はたくさん負けた。このままではいけないとチームと話していた。1回勝てば、そういう場面でもっと上手く乗り切れると感じていた。ありがたいことに、その通りになっている。7試合全てに勝っているけど、いつかは負けると思っているよ」
「オフシーズンには、体力的にいい状態にするために一生懸命に取り組んだし、モチベーションも高く感じている。試合で遅れをとっても戦い続け、解決策を見出そうとしてきた。去年だったら勝てなかったような試合にも勝つことができている」
勝利したマレーは2回戦で第15シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のため、カレノ=ブスタは2回戦から登場。
BNPパリバ・オープン本戦の第1シードは
C・アルカラス(スペイン)、第2シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第3シードは
C・ルード(ノルウェー)、第4シードは
T・フリッツ(アメリカ)、第5シードは
D・メドベージェフ、第6シードは
A・ルブレフ、第7シードは
H・ルーネ(デンマーク)、第8シードは
F・オジェ アリアシム(カナダ)。
■関連ニュース
・マレー 逆転で2回戦進出・35歳マレー「最高の状態」・マレー「彼は世界トップの1人」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング