男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は27日、シングルス1回戦が行われ、第4シードの
H・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク41位の
B・シェルトン(アメリカ)を6-7 (7-9), 6-4, 6-2の逆転で破り、初戦突破を果たした。
>>ジョコビッチ、メドベージェフらドバイ選手権の組合せ<<>>アルカラスらアカプルコ組合せ<<19歳で世界ランク10位のルーネは先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初の16強入り。今月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)ではベスト4進出を決めたものの、翌週のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)では2回戦で途中棄権していた。
大会初出場となったルーネはこの日の第1セット、第3ゲームで先にブレークに成功。しかし、第6ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。ミニブレークを奪い合うも1度のセットポイントを活かせず、シェルトンに2度目のセットポイントをものにされ、先行される。
それでも続く第2セットではファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得。1度もブレークチャンスを与えないと、終盤となった第10ゲームでブレークに成功しセットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ルーネは10度のアンフォーストエラーを犯したシェルトンのミスを見逃さず。第5ゲームから4ゲームを連取し、2時間20分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載し「大事なときに、何とか解決策を見つけることができた。全体的にいいプレーができたと思うけど、とても難しい試合だったよ」と語った。
「彼(シェルトン)はビックサーブを持っている。僕にとっては、これまでプレーしたビッグサーバーの中で強力な選手の1人だよ。多くの武器を持っているけど、何よりも精神的にうまく対処できたことにとても満足している」
勝利したルーネは2回戦で世界ランク85位の
N・ボルジェス(ポルトガル)と予選勝者で同432位のN・チャペル(アメリカ)の勝者と対戦する。
同日には第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第6シードの
F・ティアフォー(アメリカ)、第7シードの
T・ポール(アメリカ)、世界ランク30位の
D・シャポバロフ(カナダ)らが2回戦に駒を進めた。日本勢では
西岡良仁が敗れたものの、
ダニエル太郎が初戦突破を果たしている。
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