男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
C・ノリー(イギリス)がプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場する世界ランク111位の
H・デリエン(ボリビア)を4-6, 6-1, 6-4の逆転で破り、大会初のベスト4進出を果たした。
>>メドベージェフ、マレーらカタールOP組合せ<<>>アルカラスらリオOP組合せ<<世界ランク13位で27歳のノリーは先月のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)、前週のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で準優勝している。
リオ・オープンに出場するのは初出場となった2019年以来であり、当時は2回戦で
J・ムナル(スペイン)にフルセットで敗れ8強入りを逃している。なお、今大会では1回戦で世界ランク107位の
J・セルンドロ(アルゼンチン)、2回戦で世界ランク83位の
T・モンテイロ(ブラジル)を下し8強入りしている。
この日の第1セット、第3ゲームでブレークを許したノリー。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴むことができず、先行される。それでも続く第2セットではファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1ゲームから4ゲームを連取し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ノリーは第5ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは1度のブレークポイントを握られるも4度目のマッチポイントをものにし、1時間55分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにノリーのコメントを掲載し「スタートはあまり良くなかったし、リターンのミスも多く、うまくポイントを稼げなかった。第1セットの後は自分自身に我慢する必要があった」と語った。
「それでも昨日よりは自分のプレーができたと思うよ。ダブルフォルトがいくつかあったし、彼(デリエン)は僕のセカンドサーブにすごくプレッシャーをかけてきた。でも、心配はしていない。明日は、もう少し強く出て2回戦のように攻めるだけだ」
勝利したノリーは準決勝で世界ランク63位の
B・ミラリェス(スペイン)と対戦する。ミラリェスは準々決勝で第7シードの
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を6-4, 2-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)と世界ランク139位の
N・ジャリー(チリ)が4強に駒を進めている。
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