テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は28日、女子シングルス決勝が行われ、第22シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)は第5シードの
A・サバレンカに6-4, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、昨年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に続く2度目の四大大会制覇とはならなかった。
>>チチパスvsジョコビッチ 全豪OP決勝 1ポイント速報<<>>青山/柴原ペア全豪OPダブルス決勝 1ポイント速報<<決勝戦、過去3度対戦し1度もサバレンカに対し勝利できていなかった23歳のルバキナはサービスを中心にサービスゲームのキープを続けると、リターンゲームでは第3ゲームで40-0からポイントを連取しブレークに成功。その後1度は追いつかれるも、第9ゲームではブレークチャンスでサバレンカがダブルフォルトを犯し再びブレーク。第1セットを先取した。
第2セットでも第1ゲームで2度ブレークチャンスを掴むなどルバキナペースで推移したが、第4ゲームでブレークを許すと、そのままセットを落とし1セットオールに。ファイナルセットでは互いに譲らずキープが続くが、ニューボールとなった第7ゲームでこのセット唯一となるブレークを奪われ、2時間28分で力尽きた。
今回の準優勝で初の世界ランクトップ10デビューを果たすことになるルバキナ。昨年のウインブルドンは優勝を飾ったもののロシアによるウクライナ侵攻の影響でポイントが加算されず、世界ランクの上昇はなかった。
試合後の会見でルバキナは「アリナ(サバレンカ)は第2セットからレベルが上がったと思う。彼女はとてもいいプレーをしていたし、アグレッシブでミスも少なくなっていた。私ももっとアグレッシブになるべきだった。確かに、逆転のチャンスは何度かあったんだけどね。でも、彼女は今日本当にいいプレーをしていた。精神的にも肉体的にも強かったわ」と語った。
また、試合中に大きなリアクションや声出し、表情の変化などを見せることが少ない自身のプレーについても明かしている。
「私にプレッシャーを与えてくる女子選手はそう多くはないと思う(笑)。彼女(サバレンカ)は素晴らしいサーブを持ち、攻撃的なプレーをするから簡単ではない。彼女のボールはとても重いの。このようなプレーをする選手は、おそらくほとんどいない。こちらもいいサーブを打たなければならないと思っていた。最終的にはプレッシャーになったね。チャンスがあればすぐにそれをものにしなければいけない。今日は、何度かチャンスがあったんだけど取れなかった。試合は私の思い通りにはいかなかったの」
「試合の質は良かったと思う。互いにとてもパワフルな試合だった。ツアーではパワフルなプレーヤーはあまりいない。このようなテニスが他のプレーヤーにもっとアグレッシブになるように仕向けているのかもしれないね」
世界ランクが大幅に上昇することについては「ランキングが上がったからと言って、私が変わるとは思わないわ」と話した。
「でも、小さな大会では、確実に違うものになると思う。私はシードされるだろうからいくつかの大会では1回戦を戦うことはないはず。だから、もちろんこれによるメリットもある。期待とか、そういうことは考えないようにしようと思っている。でも、プレシーズンがうまくいったから、それをコートで見せないといけないと思っていた。そうすれば、当然結果はついてくる」
「最終的には、前進すること。努力し続けることへの自信につながると思う。体力的にも今はいい感じ。これからも努力を続ければ、必ず結果はついてくると思っている。目標は変わらず、グランドスラムの2週目に入り決勝を戦うことなの」
一方、勝利したサバレンカは四大大会シングルスで初のタイトルを獲得となった。ダブルスでは2019年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2021年の全豪オープンで優勝を経験しているため、単複合わせて3度目の制覇となる。
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