テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日より車いすテニス部門が開幕し、男子シングルスに第3シードで出場する世界ランク3位、16歳の
小田凱人が同大会を連日生中継しているWOWOWの独占インタビューに応じ、「車いすテニスの魅力を僕がプレーで体現できると思う」と語った。
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国枝慎吾に敗れたもののベスト4進出を果たす。11月に行われた車いすテニスの最終戦NEC車いすシングルスマスターズ(オランダ/オス、室内ハード)では、決勝で世界ランク1位の
A・ヒューエット(イギリス)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会史上最年少で優勝を果たす快挙を成し遂げた。
【独占インタビュー】Q.昨年はセンセーショナルなデビューを果たして世界に強烈な印象を残しました。昨シーズンを振り返ってみていかがですか。「かなり評価できる年でした。昨年に結果を出したことで、今年があると思います。(結果を出した)次の年が一番苦しくなるので、今年は乗り越えないといけない大きな壁となります」
「昨年は自分のやりたいテニスができ、具体的な目標を達成できた瞬間もありました。その分、イメージ的にはものすごく良いものを持っているので、今年も昨年以上のものを求めて頑張りたいと思います」
Q.オフシーズンはどのように過ごし、トレーニングはどこにフォーカスしましたか。「11月まで大会があったので、1月にオーストラリアへ来ました。だから、長いオフは取れませんでした。その中でも、年末はゆっくりできましたし、トレーニングに関してもしっかり追い込んで全豪オープンに向けて取り組んできました」
「寒い冬の日本から暖かいオーストラリアに来るということで、いろいろ警戒していた部分もありました。ただ、暑いところでのプレーに配慮しながら練習して良い調整ができたので、状態はすごく良いです」
Q.テニスに関して、集中的に改善している部分はありますか。「自分の長所であるサーブ、フォアハンド、強いショットをさらに磨きをかけることを重点的にやってきました。それを生かすために、自分のウィークポイントやこれから成長していかないといけないショット以外の部分を強化することもでき、全体的な底上げをオフシーズンの中で確実にできたと思います。先週も決勝戦までいけていい流れでずっときています」
Q.今シーズンに掲げている目標を教えてください。「16歳最後の大会が四大大会(全豪)なので、目標は一つです。17歳になっても、しっかり勝ち続けたいです。維持だけでなく向上することも今年の目標としています。昨年に良い結果を残してランキングがかなり上がってからプレッシャーもありますし、責任も重くのしかかってきますけど、自信も大きくなっているので楽しみな気持ちが強いです」
Q.日本で応援してくれているファンへメッセージをお願いします。「今年最初の四大大会ということでものすごく気合が入っています。自分のやりたいテニスができれば必ずいい結果が出ると思います。必ず車いすテニスの魅力を僕がプレーで体現できると思うので、車いすテニスを見たことがない人もぜひ見てください」
小田のシングルス1回戦は24日のコート8第2試合に行われる。
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【車いすテニス放送・配信予定】
1/28(土)午前10:00「車いす男女シングルス決勝」をWOWOWライブで生放送
1/24(火)~1/28(土) WOWOWオンデマンドで全コートライブ配信
1/24(火)(コート8 第2試合)車いす男子シングルス1回戦 C.ラツラフ vs 小田 凱人
1/24(火)(コート8 第3試合)車いす女子シングルス1回戦 L.シューカー vs 上地 結衣
西岡 良仁ら出場「デビスカップ 日本vsポーランド」
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