男子プロテニス協会のATP公式サイトは29日、来年1月1日に開幕するアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)に出場する世界ランク5位の
N・ジョコビッチ(セルビア)のコメントを掲載した。若手選手の突き上げや自身、そして
R・ナダル(スペイン)らベテラン選手の戦いについて語っている。
35歳のジョコビッチは前日の28日、テニスの2023年シーズンを迎えるためオーストラリアのブリスベンに到着。その後アデレードに移動し練習し、29日もコートで調整を行った。
アデレード国際1にはジョコビッチのほかに
F・オジェ アリアシム(カナダ)や
D・メドベージェフ、
A・ルブレフ、H・ルーネ、
J・シナー(イタリア)、
D・シャポバロフ(カナダ)、
K・ハチャノフ、
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、
西岡良仁ら世界ランク上位の選手が多く参戦予定で、16日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向けた豪華の前哨戦となる。
ジョコビッチは大会について「この大会は超強豪ぞろいだよ。メドベージェフやフェリックス(オジェアリアシム)、ルブレフもいるしね。本当にトッププレーヤーばかりだ」と語った。
また、10度目の大会制覇を目指す全豪オープンに関して、ジョコビッチは若手選手との戦いになることも明かした。そしてその上でどのようなメンタルで大会に臨むべきかも話している。
「僕は常に自分自身を信じ、出場するすべての大会で勝つことができると信じている。今までのキャリアを考えると、そのような精神的なアプローチをするのは当然だと思うよ。ただ、状況は明らかに変わってきている。多くの若い選手がツアーに参加しているし、世代交代も進んでいる。でもね、ラファエル・ナダルや僕はまだ強いんだ」
「ここ(アデレード)とメルボルンで優勝候補の1人になるために、彼らと競争するために何をすべきかは分かっている。オーストラリアの地での良い思い出と良い歴史は、僕にポジティブな感情を与えてくれるし、また出来る、もっと行けるという確信もあるんだ」
「目標は、メルボルンでピークを迎えること。そこで最高のプレーをしたいんだ。僕のキャリアとして、今はすべての実績がある。さらに大きな大会で勝つことはより多くの歴史を作る可能性があると思っている。もちろん、それは僕にとって非常に謙虚にならなければならないこと。また、大きなチャレンジでもあり、大きなモチベーションにもなっているんだ。ベストを尽くすために、インスピレーションやモチベーションを欠かすことはできないよ」
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