男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク31位の
T・ポール(アメリカ)が第2シードの
R・ナダル(スペイン)を3-6, 7-6 (7-4), 6-1の逆転で破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後には「おそらく、僕にとって最高の勝利だよ」と述べた。
>>アルカラス、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<前週のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)では
D・ティーム(オーストリア)に逆転で敗れ初戦敗退となっていたポール。今大会の1回戦では世界ランク20位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで下して勝ち上がった。
この試合の第1セット、第3ゲームで先にブレークに成功したポール。しかし、第4・第8ゲームで世界2位のナダルにブレークを許し先行される。続く第2セットでは互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。2度のミニブレークに成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでいきなりブレークに成功したポール。第4ゲームでは1度のブレークポイントを凌ぐと4ゲームを連取し、2時間32分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにポールのコメントを掲載し「ビッグ3の1人と対戦するのはいつも面白いから、もちろん気合が入っていた。彼と対戦するのは2回目だけど、1回目はとても緊張していた。今回は不思議なことに、あまりしなかった。コートに入る前も、その前日も、かなりリラックスしていたよ。それが功を奏したのだと思う。最初のセットは取られたけど、その後はうまくプレーできた」と語った。
「ファーストサーブを決めているときは、いいプレーができていると思う。とても楽しかったよ。この3ヵ月間で最高のプレーができたと思う。勝利できて興奮している」
勝利したポールは3回戦で第14シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。カレノ=ブスタは2回戦で世界ランク16位の
D・シャポバロフ(カナダ)を7-6 (7-2), 2-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第16シードの
F・ティアフォー(アメリカ)らが16強に駒を進めている。
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