男子テニスで世界ランク7位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は11月13日から開幕する最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)への出場を確定させた。
前週のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)では決勝で世界ランク5位の
S・チチパス(ギリシャ)を破り、2週連続の優勝を果たしたジョコビッチ。キャリア通算90勝目を挙げた。
さらに今回の優勝により今季の最終戦ランキングを20位以内で終えることが確定。その年のグランドスラムチャンピオンは、最終戦ランキングで8位以内に入れない場合でも20位以内であれば出場権を獲得できるため、今回出場が決定した。
ジョコビッチは15度目の最終戦のNitto ATPファイナルズ出場。
A・アガシ(アメリカ)と並び大会史上4番目に多い出場回数となった。これを上回る出場回数を誇るのは18度出場の
R・フェデラー(スイス)と16度出場の
J・コナーズ(アメリカ)と
R・ナダル(スペイン)のみ。
2012年~2015年大会で4連覇を飾っているジョコビッチは今大会で7年ぶり5度目の優勝を目指す。
35歳のジョコビッチは今季、新型コロナウイルスのワクチン未接種により、オーストラリアとアメリカへの入国が認められず、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)などを欠場。
クレーシーズンからツアー出場を果たすと、5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)で6度目の大会制覇を飾ると共に史上最多となるATPマスターズ38勝を成し遂げた。その後、同月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で8強入りを果たすと、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では大会4連覇を果たすと共に通算7度目の優勝を飾っている。
しかし、9月には1月と同様に新型コロナウイルスのワクチン未接種によりアメリカへの入国が認められず。全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)などを欠場。それでも前々週のテルアビブ・ウォーターゲン・オープン(イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250)とアスタナ・オープンでタイトルを獲得した。
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