女子テニスのアジェル・オープン(チェコ/オストラヴァ、ハード、WTA500)は9日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)は世界ランク23位の
B・クレチコバ(チェコ)に7-5,6-7 (4-7),3-6の逆転で敗れ、準優勝に終わった。シフィオンテクは表彰式で同大会での賞金を母国ポーランドにおけるメンタルヘルスの支援活動に寄付することを表明した。
決勝戦、第1セットで3度のブレークを奪い先行したシフィオンテクだったが、第2セットではタイブレークを落としセットカウント1-1に追いつかれると、ファイナルセットは1度もブレークすることができず、3時間16分の激闘の末に力尽きた。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはシフィオンテクのコメントが掲載された。
「ここで良いプレーをして大きな金額を寄付したいと思っていた。私は本当に意識を広め、彼らがそれを必要とする場合は助けることができるし、リソースを持っている場合は他の人を助けることを人々に知らせたいと思う。そうやって自分の立場をある意味利用できるのはかなりうれしいこと」
シフィオンテクは全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)から出場2大会連続の優勝とはならず。マッチ連勝記録も11に伸ばすことはできなかった(そのうち1試合は相手の途中棄権)。
一方、勝利したクレチコバは前週のタリン・オープン(エストニア/タリン、ハード、WTA250)に続きツアー2週連続優勝を果たした。
■関連ニュース
・男女の賞金格差 19歳が疑問・フェデラー「終わりではない」・錦織 楽天OP欠場「残念」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング