テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)は世界ランク37位の
S・バエス(アルゼンチン)が7-5, 7-5, 0-2の時点で途中棄権をしたため、思わぬ形で2回戦進出が決まった。
>>ナダルvsヒジカタ 1ポイント速報<<>>メドベージェフ、ナダルら全米OP男子 組合せ・結果<<今季ツアー4勝をあげてトップ10に定着した19歳のアルカラスは昨年初めて全米オープンに出場し、ベスト8進出を果たした。またアルカラスは今大会で決勝進出を果たすと世界ランク1位になる可能性を持っており、実現した場合には
L・ヒューイット(オーストラリア)の持つ史上最年少記録を抜く。
一方、21歳のバエスは今年5月のミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾った。全米オープンには2回目の出場で、昨年は予選決勝で敗れていた。
大会2日目の注目カードの1つとなったアルカラスとバエスの若手対決は序盤から拮抗した戦いになり、第1セットは互いにサービスキープを続けて迎えた第12ゲームでアルカラスがブレークを奪って先取する。
第2セットも互いに譲らず、第12ゲームを再びアルカラスがブレークして2セットアップとする。バエスは第2セット終了後にメディカルタイムアウトをとり、脚の治療を受ける。
続く第3セット、第2ゲーム終了時にバエスは脚の負傷からかその場に立ち尽くす。辛うじてベンチに戻るもプレーの続行はできず、途中棄権をした。
試合後のアルカラスのオンコートインタビューのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「こんな試合の結末は誰も見たくない」と語った。
「2人ともこんな終わり方はふさわしくないと思うけど、セバスチャンは素晴らしい選手だということは確かだ。彼は最後の1球まで戦い、ベストを尽くしたんだ」
「本当にタフだった。第2セットは肉体的にも精神的にも、レベルを維持するのが本当に大変だった。ファンから受けたエネルギーは、明らかに特別なものだったよ。そのおかげであの暑さにも、あの厳しい局面にも対応することができたんだ」
アルカラスは2回戦で世界ランク78位の
F・コリア(アルゼンチン)と対戦する。両者は2020年に1度対戦し、その際はコリアに軍配が上がっている。
また同日に行われた男子シングルス1回戦では、第7シードの
C・ノリー(イギリス)、第17シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第20シードの
D・エヴァンス(イギリス)、第28シードのH・ルーネらが2回戦に勝ち上がっている。
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