男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は20日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第1シードの
D・メドベージェフを7-6(8-6) , 3-6, 6-3のフルセットで破り、同大会で初の決勝進出を果たした。
>>チチパス 決勝1ポイント速報<<>>W&Sオープン男子 組合せ・結果<<チチパスは準々決勝で、世界ランク50位の
J・イズナー(アメリカ)を7-6 (7-5),5-7,6-3のフルセットで破り、3年連続3度目の4強入り。
一方のメドベージェフは準々決勝で第11シードの
T・フリッツ(アメリカ)を7-6 (7-1),6-3のストレートで破り、2年連続3度目のベスト4進出を決めた。
チチパスとメドベージェフは今回が10度目の対戦で、メドベージェフの7勝2敗。直近では今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準決勝で顔を合わせており、メドベージェフが7-6(7-5), 4-6, 6-4, 6-1で勝利した。
雨により試合開始が約4時間遅れて始まったこの試合、メドベージェフがオープニングゲームでブレークを奪うも、第6ゲームでチチパスがブレークバックに成功する。互いにサービスキープを続けてタイブレークに突入すると、チチパスがポイント5-6でメドベージェフのセットポイントを凌いで3ポイントを連取して第1セットを先取する。
第2セット、チチパスは第2ゲームで3本のダブルフォルトを犯して先にブレークを許すと、第4ゲームもダブルフォルトによりブレークされる。チチパスはゲームカウント0-5から3ゲーム返すも第9ゲームをメドベージェフがキープして1セットオールになる。
ファイナルセット、互いにサービスキープが続くも第6ゲームで4度のダブルフォルトを犯したメドベージェフからブレークに成功。2時間を超える熱戦を制したチチパスが同大会で初の決勝進出を果たした。
一方、敗れたメドベージェフは優勝を飾った2019年以来、3年ぶり2度目の決勝進出はならなかった。
チチパスは決勝で世界ランク157位の
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは準決勝で第9シードの
C・ノリー(イギリス)を6-3, 6-4のストレートで破って勝ち上がった。
■関連ニュース
・発揮されたメドの守備「最高」・錦織「手術して良かった」・大坂 全米OP混複出場に意欲■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング