男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は13日、シングルス準決勝が行われ、第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が第4シードの
C・ルード(ノルウェー)を5-7, 6-3, 6-2の逆転で破り、「ATPマスターズ1000」で自身2度目のタイトル獲得に王手をかけた。
>>フルカチュ決勝へ、ナショナル・バンクOP 男子の組合せ・結果<<>>ナダル、メドベージェフらW&Sオープンの組合せ<<世界ランク10位のフルカチュは今大会、上位8シードが1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク44位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、3回戦で同43位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、準々決勝で世界ランク37位の
N・キリオス(オーストラリア)を下して勝ち上がった。
この試合の第1セット、第1ゲームから3ゲームを連取したフルカチュ。しかし、第5ゲームでブレークバックを許すと第11ゲームで再びブレークを奪われ先行される。
それでも続く第2セットではファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1ゲームでいきなりブレークを許すも、リターンゲームでは第2・第6ゲームでブレークに成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、序盤で4ゲームを連取したフルカチュが2時間2分で勝利。昨年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に続く「ATPマスターズ1000」2勝目にあと1歩と迫った。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでフルカチュのコメントを掲載し「試合に集中していた。彼(ルード)は本当にすごいテニスをしていて、特に第1セットは彼の方が上だった。僕はできるだけ良い状態で試合に臨むために、踏ん張ろうと思っていた」と語った。
「決勝戦はいつも厄介なもの。ベストプレーヤーが対戦するから、僕が対戦する相手は明らかに勢いがあり、自信に満ちているだろうね。超タフな戦いになるはずだ」
勝利したフルカチュは決勝で世界ランク23位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と同39位の
D・エヴァンス(イギリス)の勝者と対戦する。
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