女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、WTA1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク24位の
B・ハダッド=マイア(ブラジル)が第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)を6-4, 3-6, 7-5で破り、ブラジル人女性選手として初の「WTA1000」準々決勝進出を果たした。
>>ナショナル・バンクOP 男子の組合せ・結果<<>>ガウフらナショナル・バンクOP 女子の組合せ・結果<<今大会2回戦で第13シードの
L・フェルナンデス(カナダ)をストレートで下し3回戦に駒を進めていたハダッド=マイア。この試合の第1セットでは第5ゲームでブレークに成功すると、世界ランク1位のシフィオンテクに対し1度もブレークポイントを与えることなく先行する。
第2セットでは序盤から6度のブレークチャンスを握られるも決め切ることができずにいると、第6ゲームでブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、2度のブレークを奪われたハダッド=マイアだったが、リターンゲームでは10度のブレークチャンスを創出しそのうち3度ブレークに成功。3時間の熱戦の末にブラジル人女性初の快挙を達成した。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはハダッド=マイアのコメントが掲載されている。
「私のキャリアでは厳しい局面がたくさんあった。まだ26歳だけど、すでに4回も手術を受けている。だから、特別な瞬間があるときはとにかく楽しむようにしている。私たちは時々『ああ、私はそんなに幸せではない』と思うことがあるから。でも、実際はこの瞬間を生きるために、この夢を生きるために15年間もハードワークしてきたの」
勝利したハダッド=マイアは準々決勝で第8シードの
G・ムグルサ(スペイン)と第12シードの
B・ベンチッチ(スイス)の勝者と対戦する。
同日には第10シードの
C・ガウフ(アメリカ)、第15シードの
S・ハレプ(ルーマニア)らが8強に駒を進めている。
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