男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク48位の
A・モルカン(スロバキア)を7-6(7-2), 6-1のストレートで退け、決勝へ進出した。
今季ナダルと並びツアー最多タイの4勝を挙げているアルカラスは、準々決勝で第7シードの
K・ハチャノフをストレートで下して4強入り。一方のモルカンは準々決勝で世界ランク183位の
B・チョリッチ(クロアチア)の途中棄権によって準決勝へ進出した。
初顔合わせとなったこの試合、第1セットでアルカラスは2度ブレークを奪うも、モルカンは巧みなドロップショットを生かして2度ブレークバックに成功する。タイブレークに突入すると、アルカラスが6ポイントを連取して第1セットを奪う。
第2セットに入るとアルカラスが試合の主導権を握る展開に。第1ゲームでブレークに成功すると、第5、第7ゲームでもモルカンのサービスゲームを破り、1時間33分で勝利を決めて今季5度目のツアー決勝進出を決めた。
試合後のアルカラスのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「タフな試合だった」と語った。
「彼(モルカン)は本当に良いプレーをしていた。第1セットは本当に接戦だった。第1セットを良いプレーで終えることができて、本当にうれしいよ」
「第2セットでは、彼は良いプレーができていなかった。自信をもって試合を終えられて、とても良いプレーができた」
「彼のドロップショットが読めなかった。今日は彼のドロップショットが良かったので、第1セットは少し(フラストレーションが)あったね」
また決勝で対戦する世界ランク62位の
L・ムセッティ(イタリア)については「ロレンツォは本当にいいプレーをしている」とコメント。
「もちろん、彼は偉大な選手だ。素晴らしい決勝戦になることだろう。彼は決勝の前に素晴らしい試合をしてきた。決勝には自信があるし、6戦6勝にしたいね」
今季5度目、通算6度目の優勝を狙うアルカラスは、これまで決勝では5戦5勝をおさめている。決勝で戦うムセッティは、準決勝で同30位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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