テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は２日、男子シングルス３回戦が行われ、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）が第２７シードのＬ・ソネゴ（イタリア）を6-1, 6-2, 6-4のストレートで破り、２０１９年以来３年ぶり１０度目のベスト１６進出を果たした。試合後の会見でソネゴと口論したことについて触れた。

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２００８年と２０１０年に続く３度目のウィンブルドン制覇を狙うナダル。今大会では１回戦で世界ランク４１位のＦ・セルンドロ（アルゼンチン）、２回戦で同１０６位のＲ・ベランキス（リトアニア）を破り１１度目の３回戦進出を決めていた。

この試合、序盤から主導権を握ったナダルは１度もブレークチャンスを与えずに６５分で第１・第２セットを連取する。第３セットでは第１ゲームでブレークを奪うも第８ゲームでこの日初のブレークを許す。それでも、直後に２度目のブレークに成功し、２時間４分で勝利した。

ナダルは試合後の会見で第３セットのゲームカウント4-4の時にネットにソネゴを呼び出したことについて記者から問われ、次のように言及。原因はショットを打った後に上げるうなり声にあったようだ。

「まず第一に僕が間違っていたということを言わなければならない。おそらく僕はネットに彼を呼ぶべきではなかった。だから、その点については謝罪する。僕のミスだ。問題ない。それは認識している」

「その後の試合中のことはすべて、ロッカールームで彼と話したことなので、コメントすることはできない。ただひとつ言えることは、僕は個人的に彼を見ていたということ。その点については謝罪する」

「彼に迷惑をかけるつもりは全くなかった。ただ、あの時、彼がしていたと思われる気になることを１つ伝えただけなんだ。選手間にはルールがあると思うんだが、それに関する問題がいくつかあった。でも、それだけだよ」

勝利したナダルは４回戦で第２１シードのＢ・ファン・デ・ザンスフルプ（オランダ）と対戦する。ファン・デ・ザンスフルプは３回戦で世界ランク６９位のＲ・ガスケ（フランス）を7-5, 2-6, 7-6 (9-7), 6-1で下しての勝ち上がり。

同日には第１１シードのＴ・フリッツ（アメリカ）、第１９シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）、第２９シードのＪ・ブルックスビー（アメリカ）、世界ランク４０位のＮ・キリオス（オーストラリア）、同５６位のＢ・ナカシマ（アメリカ）、同９９位のＪ・クブラー（オーストラリア）が１６強入りを決めている。

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