男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は11日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)が世界ランク61位の
O・オッテ(ドイツ)を7-6(9-7), 7-6(7-5)のストレートで破り、今季初のツアー決勝進出を果たすとともに、優勝した2019年以来3年ぶりの同大会決勝進出を決めた。
世界ランク10位のベレッティーニは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4進出。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では4回戦敗退となると、その後は右手の負傷により同月に手術を行い、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)などを欠場していた。
それ以来、約3か月ぶりのツアー復帰となったベレッティーニは今大会、初戦で世界ランク121位の
R・アルボット(モルドバ)をストレートで破り、復帰後初白星。準々決勝では第6シードの
L・ソネゴ(イタリア)との同国対決を3-6, 6-3, 6-4の逆転で制し、ベスト4進出を決めた。
男子プロテニス協会のATPは、オッテとの2度のタイブレークを制したベレッティーニのコメントを公式サイトに掲載。次のように心境を明かした。
「この大会では、決勝に進出することが目標だったんだ。考えていたことが実現できて、本当にうれしいよ。何ヶ月もプレーしていなかったり、キャリア初の大きな手術の後に、また決勝でプレーするチャンスがあり、ここにいることをうれしく思っている」
「これが僕のレベルだということだし、このレベル、このサーフェスで快適にプレーできることが証明されたんだ。ここシュトゥットガルトは本当に好きな場所だよ」
なお、ベレッティーニが決勝戦へ進出するのは昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来のこと。
決勝では元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)と対戦する。マレーは準決勝で世界ランク78位の
N・キリオス(オーストラリア)を7-6(7-5), 6-2のストレートで破り決勝進出を決めた。
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