男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は10日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク68位の
A・マレー(イギリス)が第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を7-6(7-4), 6-3のストレートで破り、ベスト4進出を決めた。
両者は2度目の対戦で、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦で対戦し、チチパスが4時間48分に及んだ死闘を2-6, 7-6 (9-7), 3-6, 6-3, 6-4で勝利した。この試合、チチパスが長時間にわたるブレイクタイムを度々取ったことにマレーは不満を露わにし、試合後に「チチパスへの尊敬を失った」とコメントを残した。
今大会、上位4シードは1回戦免除のため、初戦となった2回戦で世界ランク200位の
D・ストリッカー(スイス)を6-3, 6-4のストレートで下して勝ち上がったチチパス。
一方のマレーは1回戦では同116位の
C・オコネル(オーストラリア)(オーストラリア)を6-4, 6-3、2回戦で第7シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。
2度目の顔合わせとなったこの試合の第1セット、互いにサービスゲームをキープし続けてタイブレークに突入。マレーが1度のミニブレークを生かして先取する。
第2セット、第6ゲーム30-30の場面でチチパスがダブルフォルトでブレークポイントを与えると、次のポイントでマレーがパッシングショットを決めて、ブレークに成功する。マレーはこのリードを守ってチチパスにリベンジを果たし、今年1月のシドニー・テニス・クラシック(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)で準優勝をおさめて以来、今季ツアー2度目の準決勝進出を決めた。
マレーは準決勝で世界ランク78位の
N・キリオス(オーストラリア)と世界ランク55位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)の勝者と対戦する。
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