テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は11日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク150位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)が同73位のL・フェルナンデスを6-4,6-3のストレートで破り、1977年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制した
V・ウェイド(英国)氏以来 44年ぶりとなるイギリス人女子の四大大会制覇を成し遂げた。
>>ジョコビッチvsメドベージェフ 1ポイント速報<<全米オープンでは1999年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)と
M・ヒンギス(スイス)以来22年ぶりとなる10代対決となった決勝戦。18歳のラドゥカヌはファーストサービスが入ったときに69パーセントの確率でポイントを獲得。19歳のフェルナンデスに2度のブレークを許したものの、自身は強烈なリターンエースを決めるなどで4度のブレークに成功し、1時間51分で悲願を達成した。
予選を含めた全10試合をストレート勝ちして四大大会初制覇を決めたラドゥカヌ。表彰式でのスピーチでは「3週間ニューヨークで過ごしてきた。チームに支えられてきた、みんなありがとう。そして母国で応援してくれているみなさん、本当に応援ありがとう。まるでホームのように私を歓迎してくれた会場のみなさんもありがとうございます。難しい、困難な瞬間もたくさんあったけど今日優勝することができた」と語った。
「レイラ(フェルナンデス)、準優勝おめでとう。彼女は素晴らしいテニスを展開して数々のトッププレーヤーに勝ってきた。とてもレベルが高い決勝戦だったと思う。今後も何度も対決していきたい。私はなんとか勝つことができた。ダブルフォルトを犯さないようにしながらぎりぎりでここまでこれた。一瞬一瞬に集中することができたからこそ勝つことができたんだと思う」
「いま女子選手の層が厚いということだと思う。全世界の女子選手に優勝の可能性がある。新しい世代がこれまでのレジェンドの素晴らしいテニスを超えていける時代にしていきたい」
一方、敗れたフェルナンデスは今大会、
大坂なおみや
A・ケルバー(ドイツ)、
E・スイトリナ(ウクライナ)、
A・サバレンカら強豪を次々撃破したもののあと一歩タイトルには届かなかった。
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