男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ ドーハ、ハード、ATP250)で復帰する第2シードの
R・フェデラー(スイス)は初戦で、世界ランク28位の
D・エヴァンス(イギリス)と同54位の
J・シャルディ(フランス)の勝者と対戦する。
>>錦織らマルセイユ対戦表<<>>錦織vsエルベール 1ポイント速報<<昨年6月にひざの手術を受けたフェデラーは、リハビリのためにシーズンを終了。今大会は2020年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来の戦いとなる。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフェデラーのコメントが掲載されている。
四大大会20勝を誇る39歳のフェデラーは「まだ物語は終わっていないと感じている。世界のトップ選手たちとの対戦、大きな大会への出場、願わくば優勝。またこの大会に戻ってきてプレーできることを、とてもうれしく思う。選手たちと会えることに興奮し、試合開始を楽しみにしている」と語った。
フェデラーは6月に開催予定のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)までに100パーセントへ戻したいと意気込んだ。
「ウィンブルドンまでに100パーセントへなりたいし、そこから自分にとってのシーズンが本当に始まる。それまでは、どのようになるかをみてみたいだけ」
「もしかしたら、自分自身に驚かされるかもしれない。この3週間はちゃんと練習をしてきた。でも、実戦は違うと分かっている。今は1日1日を進んでいきたい」
またフェデラーは、2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で9度目の優勝を果たすとともに2度目の3連覇を達成する偉業を成し遂げた
N・ジョコビッチ(セルビア)、昨年10月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で前人未到13度目のタイトルを獲得した
R・ナダル(スペイン)についても言及した。
「ノヴァーク(ジョコビッチ)やラファ(ナダル)が近年成し遂げているのは並外れたこと。ノヴァークはオーストラリアで達成し、ラファはローラン・ギャロスで達成した。彼らはまだピークにいるように見えるし、それはテニスにとって素晴らしいこと。自分が心配していることは、記録などより自分自身のテニス、自分自身の健康のこと」
「記録は彼らにとって、より大きいものだと思う。自分は違う状況にいるけど、みんな記録は保持したい。でも、どんな記録も破られるためにある。彼らは本当に素晴らしい選手だし、みんな知っている」
復帰戦である今大会に向けて、フェデラーは「どのように復帰するか、どんな結果が出るか。現役をいつまで続けるかなどは、ひざ次第だと思っている。もう40歳になる選手が1年以上もツアーから離れて戻ってくるは稀だと分かっているし、こんなに長くかかるとは驚きだった」と述べた。
「ツアーへ復帰するためにじっくり時間をかけたいという決断は、早い段階からチームと決めていた。けががなく、痛みもないのは重要で、実際ツアーで自分自身を楽しむことも重要なこと。ツアーが恋しかった。第2の家族と呼んでいるツアーが恋しかった」
「この大会を終えても、コートから去ることをうれしく思う。また大会に出場できたから。期待はかなり低いけど、自分自身を驚かせたいし、他の人も驚かせたい。自分のことを思ってくれているのは喜びを感じているけど、自分にとっての期待は全く別のところにある」
今大会の第1シードは
D・ティーム(オーストリア)、第3シードは
A・ルブレフ、第4シードは
D・シャポバロフ(カナダ)、第5シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第6シードは
D・ゴファン(ベルギー)、第7シードは
S・ワウリンカ(スイス)、第8シードは
B・チョリッチ(クロアチア)。上位4シードは1回戦免除のため、2回戦からの登場。
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