男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)は28日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を4-6, 6-4, 7-6 (7-0)の逆転で下し、今季公式戦を22勝0敗とした。
>>大坂vsアザレンカ 1ポイント速報<<>>大坂らW&Sオープン対戦表<<この日、第1セットを落としたジョコビッチは第2セットで2度のブレークをし取り返す。ファイナルセットの第12ゲームではバウティスタ=アグのサービング・フォー・ザ・マッチをしのいで粘りをみせる。
ファイナルセットのタイブレークでは3本のサービスエースを決めて圧倒し、3時間の激闘を制した。
男子プロテニス協会ATPは公式サイトでジョコビッチのコメントを掲載し「とても変な試合だったと言わざるを得ない。正直どう勝ったのかわからない。彼(バウティスタ=アグ)の方がプレーはよかった」と語った。
さらに「ゲームの面でも身体的にも、コート上で全く気持ちよくなかった。なんとか乗り切ることはできた」と不安を見せた。
一方敗れたバウティスタ=アグは「とても惜しかった。勝利あと2ポイントだった。残念ではあるが、違う考え方をすればツアーレベルへいい形で戻って来れたとも考えられる。今週はとてもいいプレーができて、世界1位にに対してサービング・フォー・ザ・マッチまでいけたんだ」と振り返った。
決勝では2018年以来2年ぶり2度目の優勝をかけ、世界ランク30位の
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチは準決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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