男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者の
R・ベランキス(リトアニア)を7-6 (7-2), 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。
>>ジョコらW&Sオープン対戦表<<>>大坂らW&Sオープン対戦表<<上位8シードは1回戦免除のため、今年2月に行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ ドバイ、ハード、ATP500)以来、約半年ぶりの公式戦となった33歳のジョコビッチはこの日、5本のサービスエースを決めるなどで第1セットをタイブレークの末に先取。しかし、セット間では痛めていた首付近の治療を受けた。
第2セットに入ってからも、手を首の方に持っていくなど気にする素振りを見せたものの、ベランキスのサービスゲームを3度ブレークに成功。1時間41分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
首の負傷については「良くなってきている。4日が経った。まだ、自分が望むような状態にはなっていないけど、正しい方向に向かっている。今夜の試合後に炎症にならないことを願っている。理学療法士と一緒に可能な限りのことをして、明日の状態を見てみたい」と話した。
2018年以来2年ぶり2度目のW&Sオープン優勝を狙うジョコビッチは、ベスト8進出をかけて、3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場している
T・サングレン(アメリカ)と対戦する。サングレンは2回戦で第15シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのD・メドヴェデフ、第6シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)らが3回戦へ駒を進めた一方、第2シードの
D・ティーム(オーストリア)、第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が姿を消した。
これまでW&Sオープンはアメリカのシンシナティで行われていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と同じ会場で行われる。
全米オープンは31日に開幕予定。
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