男子テニス協会のATP公式サイトは23日、世界ランク73位の
J・シナー(イタリア)を「シナーについて知っておきたい5つのこと」として特集した。
【ダニエル 太郎】後編 ラケットバッグの中を公開、苦悩の2019年を明かす>>YouTube テニス365チャンネル<<18歳のシナ―は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)では8強入りした。
1.2019年の21歳以下の最終戦覇者。
シナーは昨年11月の21歳以下最終戦ネクスト・ジェネレーションATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)にイタリア人としてワイルドカード(主催者推薦)で出場。決勝で当時世界ランク18位だった
A・デ ミノー(オーストラリア)をストレートで下し初優勝を飾った。
当時シナーは「信じられない1週間だった。ここにいる選手はみんなとても強い選手。出なければ出場はできない。僕は最も低いシードだったからチャンスをできるだけ掴もうとした。試合にとても満足している」と語った。
2.スキーの元ジュニアチャンピオンである。
5年前、シナーはテニスよりもスキーに重点を置いていた。7歳の頃は1年間ラケットに触らず、13歳のときにアカデミーへ通う以前は、週に2度のみのテニス練習を行っていた。
「本当に週に2度だけだったけど楽しんでいた。当時は遊びという感じだった。でも今はあの頃より楽しめている。でもここからさらにもっと先へ進んでいくことが大切だと思っている」
3.ツアーで最も重いバックハンドの持ち主。
ATPが分析した2018年から2020年までで選手が打ったバックハンドのスピン量でシナ―はトップの1858rpm(1分間の回転数)を記録。速さはツアーで5番目の約111キロとなった。
4.自身の基金を立ち上げた。
シナーは新型コロナウイルスの感染拡大の中、イタリア最大の人道的活動組織である「Cesvi」とベルガモの医療機関へ1万2,500ユーロ(約147万円)をコートらと共に寄付するなど人々への支援活動を行っている。
「この危機に対してのイタリアの組織の活動には目を見張るものがある。とても多くのイタリア人が人々を助けている。経った8日間で病院を建ててくれた250人のボランティアに拍手を送りたい」
5.ACミランを応援している。
シナ―はイタリアのフットボールチーム「ACミラン」のファンで、昨年の最終戦前には同チームの試合を世界ランク81位の
F・ティアフォー(アメリカ)らと観戦するなどのサポートを行った。
「友達がミランのファンで、一緒に試合を見に行ったんだ。それから僕もはまったよ」
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