男子プロテニス協会のATP公式サイトは11日に公式サイトで世界ランク5位のD・メドヴェデフのコーチであるジル・セルヴァラ(フランス)氏のインタビューを掲載した。
<YouTube>引退の危機迎えた過去【伊藤 竜馬】 「辞める寸前だった」苦悩の日々を告白>>YouTube テニス365チャンネル<<現在24歳のメドヴェデフはこれまでツアーを7度制覇。昨年は8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)と10月のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)を含む4大会で優勝を飾っている。
39歳のセルヴァラ氏はインタビューで、選手との距離感やメドヴェデフとの出会い、躍進の理由を語っている。
「選手とコーチ、という間柄で何か邪魔になるようなことはしたくない。こちらが何か言った場合に正しい効果を得られないときもあるから。僕は選手に自身の力を信じてできる限りのことをして欲しいんだ。誰もが自分の性格とそのアプローチ方法を持っているはず。そこに変な損害を与えたくない。自分の言葉に注意したいと思っている」
メドヴェデフとの出会いについては「2015年、彼(メドヴェデフ)のメインコーチは別の人だった。そのコーチは彼についてマルセイユに行くことになっていたが、別の選手に帯同しなければいけなくなってしまった。それで僕のところに鉢が回ってきたんだ。その時に僕らは良い仕事ができて、彼のテニスも良かった。1年後、芝シーズンの時いくつか大会を回った。オフシーズンには一旦別れを告げたが、一緒に働くとうまくいくと感じたんだ。それが僕らの出会いと今の関係への発展の過程だよ」と明かした。
続けて「ダニール(メドヴェデフ)は良い選手ではあったが、試合への準備には一貫性が無かった。彼が僕にフルタイムでのコーチ就任を依頼してきた時、僕はまずそこに着手して、彼の手助けをするために周りにチームを作ったんだ」と話した。
昨シーズン、シングルスで59勝をあげ、4つのタイトルを獲得したメドヴェデフ。セルヴァラ氏はこの活躍について「こういうことになると『すごい!』と手放しで喜びたくなるが、彼の力を考えるとそれほど驚くべきことではないと思う。彼は今、色々なことに挑戦しており、改善を行っている真っ最中だから」と語った。
「ある意味でダニールは友人とも言えるが、その言葉を僕の側から使うのは少し違う気がする。僕らは良い繋がりを持っている。それで十分だし、ダニールがテニスをするように、僕はコーチングの技術を向上させていければ良いと思っている」
今後メドヴェデフは、25日に開幕予定のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)へ出場する。
「男子テニスATPツアー マスターズ1000 マイアミ」
WOWOWメンバーズオンデマンド限定でライブ配信!
【配信日】
3/25(木)~4/5(月)※大会1日目無料配信■詳細・放送スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・錦織 大坂 なおみに同情・「圭を尊敬」とメドヴェデフ・メドヴェデフ「無敵ではない」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報