テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は１日、男子シングルス４回戦が行われ、第３シードのＲ・フェデラー（スイス）が第１５シードのＤ・ゴファン（ベルギー）を6-2, 6-2, 6-0のストレートで破り、２０１７年以来２年ぶり１３度目のベスト８進出を果たした。

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この日１時間１９分で勝利したフェデラーは、前日に行われた第１シードの大坂なおみと世界ランク１４０位のＣ・ガウフ（アメリカ）の女子シングルス３回戦について語った。

その試合で１５歳のガウフは２１歳の大坂に完敗を喫すると、コート上で涙を流した。

そしてコートを去ろうとしたガウフを大坂が引きとめ、２人はオンコートインタビューに応じていた。

四大大会歴代最多２０勝を誇る３８歳のフェデラーは「あれは、本当に素晴らしい瞬間だった。大坂だけでなくテニスというスポーツも、あの夜の勝者だった」と語った。

続けてガウフについて「１５歳で信じられない。あの年齢で、あれだけの振る舞いができるなんて考えることさえできない。ココ（ガウフ）はウィンブルドンからアメリカまで勢いがあった。あのインタビューはある意味、最高の終わり方だった。お互いを思い合っているということを示す最高の方法だったと思う」と述べた。

また、２０２０年の東京オリンピック出場を聞かれたフェデラーは「１年も先のことだから、まだ分からない。どんなスケジュールにするのが１番いいのかを見つけなければならない。当然、東京でプレーする可能性はある」と述べた。

２００８年以来１１年ぶり６度目の全米オープン制覇を狙うフェデラーは、準々決勝で世界ランク７８位のＧ・ディミトロフ（ブルガリア）と対戦する。ディミトロフは４回戦で同３８位のＡ・デ ミノー（オーストラリア）をストレートで下しての勝ち上がり。

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