24日にWOWOWで放送される「週間テニスNAVI」の収録が20日に都内で行われ、俳優の石黒賢と女子テニスで元世界ランク4位の
伊達公子が7月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に向けて特別対談を行った。
対談終了後に取材に応じた両者は、ウィンブルドンについての印象や注目選手について語った。
伊達はクレーシーズンから芝シーズンの切り替えについて「テニス自体を変える必要がある。頭の整理だったり、フットワークのとりかた、ポジションも少しずつ変えなければいけない」とクレー終了後から間を置かずに行われる芝シーズンに向けて選手視点で語った。
また、男子テニスで世界ランク7位の
錦織圭はウィンブルドンの前哨戦となるノベンティ・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)を右上腕の負傷で欠場したことにより、芝のサーフェスに慣れることなくウィンブルドンに臨むことについては「ウィンブルドンでけがしたことがあるというのが彼の中にまだ残っていると思う。なので、良い時期に良い状態で入ることが錦織選手だけでなく誰もが考えながらプレーすることになる。芝はどうしてもけがが伴いやすいので、少し抑え気味ぐらいが絶対良いと思います」
続けて「5セットにもつれてしまうことを覚悟するならば、できるだけショートポイントを増やしていかないと。30代に入っていったときに今までと同じ戦い方だけでは難しくなっていくと思うので、そこを大きく変えることが1番の変化になると思います」と話した。
ウィンブルドンで
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・ナダル(スペイン)、
R・フェデラー(スイス)を倒す可能性のある注目選手として石黒は「
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)はけっこう期待しているんですけど、膝をけがしてしまいましたね。彼は去年ナダルとものすごく良い試合をしているし、サービスも良くてフォアハンドがすごいから非常に攻撃的なイメージがあると思います。でも以前のウィンブルドンでものすごくディフェンスに走って良く守っていて、こんなに守りもいけるのかと思ったのですが、もちろん本人が1番悔しいと思うんですけど彼のけががちょっと残念です」と語った。
ウィンブルドン独特の空気に関して石黒は「僕の持論として、経験値の高い選手はこの大会でやっぱり有利だと思います。芝がはげて変化したり、雨による中断も多かったりする。そのなかで勢いだけでは2週間勝ちきれない」と芝のサーフェスの難しさを解説した。
一方、伊達が考える対抗選手は「難しいですね、答えられません (笑)。現実的には
A・ズベレフ(ドイツ)。けどまだなにか足りない気がしますね、チチパスもちょっとまだ足りない。芝だとなおさらトップ3が際立っていると思います」と3選手の強さを語った。
WOWOWスペシャルナビゲーターの石黒賢とWOWOWテニスアンバサダーの伊達公子の対談の模様は、6月24日20時40分から「週間テニスNAVI」内で放送される。
「ウィンブルドンテニス」
歴史と伝統を誇るウィンブルドンテニス。グランドスラム通算20勝のフェデラー、昨年の覇者ジョコビッチがさらなる記録へ挑む。錦織圭&
大坂なおみの試合も連日生中継!
【放送予定】
7月1日(月)~14日(日)WOWOWにて連日生中継※7月7日(日)除く[第1日無料放送]
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