男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は18日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-3のストレートで下して初優勝を果たし、有終の美を飾って今シーズンに幕を下ろした。今季4勝目、キャリア通算10勝目をあげた。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<決勝戦、未来の世界ナンバー1候補として呼び声が高い21歳のズベレフは予選ラウンドロビンで敗戦を喫した世界ランク1位のジョコビッチから主導権を握り、第1セットを先取。
第2セットも好調のズベレフはミスを重ねるジョコビッチに対し、試合を通して10本のサービスエースを放った。マッチポイントではバックハンドのパッシングショットが決まり、1時間20分でタイトルを獲得した。
表彰式のスピーチでは「何と言っていいかわからない」とズベレフは語った。
続けて「ノヴァーク(ジョコビッチ)に感謝したい。ノヴァークは選手として、人として素晴らしい」とジョコビッチを称賛。
前日には、ボールボーイがボールを落としたためラリーを止めたズベレフは観客からブーイングを受け、オンコートインタビューで謝罪していた。
この日は「昨日ブーイングを受けてしまったけど、ファンにはありがとうと言いたい」と述べた。
一方、敗れたジョコビッチは歴代最多タイ6度目のATPファイナルズ制覇とはならなかった。
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・グーガ・クエルテン】(1)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(3)A・ズベレフ 2勝1敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗
(8)
J・イズナー(アメリカ) 0勝3敗
【グループ・レイトン・ヒューイット】(2)
R・フェデラー(スイス) 2勝1敗
(4)
K・アンダーソン(南アフリカ) 2勝1敗
(6)
D・ティーム(オーストリア) 1勝2敗
(7)
錦織圭 1勝2敗
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