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涙ナダル「感情的だった」

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)が第7シードのD・ティーム(オーストリア)を6-4, 6-3, 6-2のストレートで破り、2連覇と11度目の優勝を果たした。オープン化以降、男女を通じて同一の四大大会を11度制したのはナダルが初で、前人未到の偉業を成し遂げた。

>>全仏OP対戦表<<

この日、四大大会初優勝を狙っていたティームとの決勝戦を2時間42分で制したナダルは、表彰式でトロフィーを受け取るとフォトセッションでは涙を流した。

試合後の会見で、ナダルは「それを説明するのは難しい。なぜなら、自然となったことだから。多くのことがテニス人生で達成できた。同時に、けがで多くの困難も乗り越えてきた」と話し始めた。

「今年序盤のオーストラリアでは、優勝へ向けていい状態で戦っていた。その後のアカプルコで、再びけがをしてしまった。それでインディアンウェルズとマイアミは戦えなかった」

「クレーシーズンは、まずまずの状態で少しの不安もありながら入った。そんなタフな期間の後は、当然全てが難しかった。個人的には驚いている。とても感情的になっている。(復帰後)最初の公式戦はデビスカップだったけど、それは2試合だけだった。モンテカルロ、バルセロナ、ローマ、そして特にここで優勝するチャンスを掴めたことは自分にとって、とても感情的なこと。特別な瞬間だったし、1分から2分間観客からの声援を受けて、その時の気持ちを形にするのは難しい。自分にとって、とても感情的だった」

第3セットで左手の治療を受けていたことについては「指が硬直し、つっていた。普段つっているのとは違った。手首にテーピングをしていたせいだと思う」と、その時の状況を明かした。

「恐らく、それで血流が悪くなっていた。だからテーピングを取る必要があった。そして何が起きているかを理解する必要があった。突然だったし、少し不安だった。手を動かせなかったし、指をコントロールできなかった。だから、すぐにベンチへ向かった。怖い瞬間だった。その少し後にコートへ戻るとダブルフォルトをしてしまった。まだ同じような感じだった」

四大大会歴代最多20勝のR・フェデラー(スイス)まで、あと3勝と迫ったナダルは「このタイトルを楽しませてほしい。優勝のことをいつも考えられるわけではない。誰かが自分より多くの優勝があったとしても、そのことで常にストレスを感じることはない。そんな感情を持ちながら生きてはいけない」と語った。

「自分には自分のやり方がある。それで自分に起きていることに対して満足でいられたら、それでいい。隣にいる人を見て、その人が自分より多くのことを持っていたとして、それをいつもストレスに感じてしまうのなら、自分はそんなタイプの人間ではない。他の人が何かを達成してもそれをうれしく思うし、これまで自分に起きたことに対してもラッキーだと感じている」

「もちろん、これからの人生でロジャー(フェデラー)のように20個とかそれ以上の優勝を飾りたいとも思っているけど、正直そのことはあまり考えてはいない。今考えていることは、自分にとってとても大切なタイトルを獲得できたこと。四大大会17勝は驚くべき数字。自分の幸せのために戦う。すでに素晴らしいキャリアを送っていることも分かっている。だから、これからも戦い続けるだけ」

11日からは芝の大会が世界各地で開催される。ナダルは芝のシーズンについて「それを今考えるのは難しい。精神的にとてもタフなクレーシーズンを送っていた。けがから復帰して可能な限りの試合をほとんど戦ってきた。とても厳しい2カ月間だった」と現在の心境を明かした。

「個人的には、去年芝の大会で上位へ進めるチャンスがあると感じていた。(ウィンブルドンで)G・ミュラー(ルクセンブルグ)に負けてしまった。最初の2セットで悪いプレーをしてしまった。そこから何とか挽回できたけど負けた。去年はしっかり準備ができたと信じている。今はチームと話し合わなければいけない。体にとって何がベストなのかを決めなければならない。それはいつも同じ。できる限りの場所でプレーしたいと思っているけど、これからの数日で体がどう感じるかをチェックする必要がある。それを理解してほしい」

6月18日開幕の男子テニスATPワールドツアー500 ハレ / ロンドンをWOWOWメンバーズオンデマンドにて全日程配信予定。 第1日は無料配信。

【放送予定】
2018年6月18日(月)〜6月24日(日)
 
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