テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、第11シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)は第1シードの
R・ナダル(スペイン)に6-4, 3-6, 2-6, 2-6の逆転で敗れ、四大大会初のベスト4進出とはならなかった。
>>ナダルvsデルポ 1ポイント速報<<>>ティームvsチェッキナート 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この試合は前日に行われ、ナダルからウィナーを決めたシュワルツマンが場内を味方につけて第1セットを先取。しかし、第2セットは雨による悪天候の影響で中断、再開するも7日へ順延となった。
7日、完全に息を吹き返した王者ナダルに圧倒されたシュワルツマンは第4セットでゲームカウント1-5と崖っぷちを迎える。その第7ゲームをなんとかサービスキープすると、続く第8ゲームではナダルのマッチポイントをしのぐ粘りを見せた。しかし、最後はナダルにウィナーを決められ、3時間42分で力尽きた。
試合後の会見で、シュワルツマンは「ラファ(ナダル)と対戦すること自体が難しい(笑)。でも世界一の選手とコートに立たなければいけなかった。ラファは素晴らしい選手だから、コートに立ち続けるには、いいプレーを続けるには、いつも以上のことをする必要がある。最高の試合ができたと思う。ラファは昨日とは別人だった。試合は全く変わってしまった。今日の彼は自分よりいいプレーをしていた」と振り返った。
「雨は自分に助けにならなかった。それでもラファとの対戦はいつもタフ。常に100パーセントのテニスを強いられる。昨日はたくさんのウィナーが取れたし、あまりミスもなかった。ラファはベストなプレーではなかった。きっと昨日のような時がラファを倒せる時だったのかもしれない。今日のラファは全く違うプレーをし、ミスがなかった。大きく変わってしまった。昨日の雨は自分にとって全くいいものではなかった」
シュワルツマンは4回戦で第6シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)を2セットダウンから破るなど、俊敏なフットワークと強いメンタル面を注目されている。
記者から「あなたは俊足な選手の1人だと思うか?」と聞かれたシュワルツマンは「そうかもしれないけど、何とも言えない。なぜなら、自分はプレーしているから分からない。俊足な選手はたくさんいる。ラファとは練習することがあり、彼からも早いと言われる。そう言われてから、以前よりも早くなったと感じる。自分が最速かもしれないけど、分からない」と笑顔で答えた。
この日、ナダルのベストに近いプレーを強いられたシュワルツマンは「テニスの最悪の部分だと思う。ここでベストなプレーをするラファとの対戦は、全くいいものではない。彼はずっと走り回りボールを返して、最後はウィナーを取る。そんなポイントの後は、次のポイントをプレーするのが辛くなる。ベストなラファとの対戦は、テニス選手として、いいものではない」と脱帽していた。
勝利したナダルは、準決勝で第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。デル=ポトロは準々決勝で第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)を下しての勝ち上がり。
8日に行われる男子シングルス準決勝のスケジュールは以下の通り。
<フィリップ・シャトリエ>日本時間8日20時(現地8日13時)開始予定
第1試合:(7)
D・ティーム(オーストリア) vs
M・チェッキナート(イタリア)日本時間8日22時30分(現地8日15時30分)以降開始予定
第2試合:(1)R・ナダル vs J・M・デル=ポトロ
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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