男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は22日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク36位の
錦織圭が第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を3-6, 6-3, 6-4の逆転で下して大会初の決勝進出を果たし、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」初優勝に王手をかけた。決勝では第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
>>錦織vsナダル 1ポイント速報<<>>錦織らモンテカルロ対戦表<<この試合、序盤から安定した試合運びを見せた錦織だったが、自身のミスで第7ゲームで先にブレークを許してしまうと、ここから4ゲーム連取されて第1セットを落とす。
続く第2セット、ドロップショットを決めるなどでポイントを先行した錦織が第1ゲームでブレークに成功。第4ゲームでブレークバックを許したが、第7ゲームで再びズベレフのサービスゲームを破ると、勢いそのままにこのセットを奪ってセットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセットは互いにサービスキープが続く接戦となったが、第10ゲームでブレークに成功した錦織が逆転勝ちをおさめた。
錦織が「ATPマスターズ1000」で決勝進出を果たすのは、2016年のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以来4度目。この時は当時世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れて準優勝に終わった。
決勝で対戦するナダルとは12度目の対戦で、錦織の2勝9敗。最後に対戦したのはリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、 ハード)3位決定戦で、この時は錦織がフルセットで勝利した。
28歳の錦織は、今年1月に右手首のけがから復帰。2月のRBCテニスチャンピオンシップス・ オブ・ダラス(アメリカ/ダラス、ハード、ATPチャレンジャー)で復帰後初優勝を飾り、ツアー復帰戦のニューヨーク・オープン(アメリカ/ニューヨーク、室内ハード、ATP250)では4強入りした。
今大会は、1回戦で第12シードの
T・ベルディヒ(チェコ)、2回戦で世界ランク49位の
D・メドヴェデフ(ロシア)、3回戦で同62位の
A・セッピ(イタリア)、準々決勝で第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)を破って準決勝まで駒を進めていた。
一方、敗れた21歳のズベレフは、大会初・自身4度目の「ATPマスターズ1000」決勝進出とはならなかった。
また、錦織は23日に開幕するバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)に第14シードで出場。初戦の2回戦で世界ランク43位の
杉田祐一と同68位の
G・ガルシア=ロペス(スペイン)の勝者と対戦することが決まった。
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【配信予定】
2018年4月15日(日)~4月22日(日)
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