男子テニスツアーのデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード)は21日、シングルス決勝が行われ、世界ランク61位の
S・クエリー(アメリカ)が同89位の
R・ラム(アメリカ)を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで下し、キャリア通算8度目の優勝を飾った。今回のタイトル獲得は約3年7カ月ぶり。
この試合、2度のブレークチャンスを活かして第1セットを先取したクエリー。第2セットはファーストサービスが入った時に72パーセントの確率でポイントを獲得して主導権を渡さず、1時間25分で優勝を手にした。
今大会は1回戦で
T・デ=バッカー(オランダ)、2回戦で
A・クライチェック(アメリカ)、準々決勝で
T・スミチェク(アメリカ)、準決勝では怪我から復帰してきた元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、そしてこの日はラムを下しての栄冠となった。クエリーは1度もシード選手と対戦せずの優勝となった。
3年7カ月ぶりで通算8度目のタイトル獲得となったクエリーは、2010年に4度優勝を飾り、世界ランキングは自己最高の17位を記録した。
今シーズンは1月の全豪オープンでは
D・ラヨビッチ(セルビア)に敗れ、初戦敗退。しかし、今月のメンフィス・オープンでは準決勝まで勝ち進み、
錦織圭(日本)から第1セットを先取する善戦を見せるなど、復調の兆しを見せていた。
また、クエリーは22日より行われるアビエルト・メキシコ・テルセルに出場予定。1回戦では
D・セラ(イスラエル)と顔を合わせる。勝ち上がると、2回戦で錦織と対戦する可能性が高い。


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