テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は日本時間9日の午前6時(現地時間8日午後5時)に行われる男子シングルス決勝で、第10シードの
錦織圭(日本)は第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。両者はいずれもこれが初のグランドスラムの決勝進出となる。
錦織は今大会の準決勝(6試合)終了時点で、セカンドサービスのリターンでポイントを獲得した本数が168本で同大会1位となっており、2位と21本の差をつけている。
2位は147本で
N・ジョコビッチ(セルビア)、3位は146本でチリッチ、4位は134本で
R・フェデラー(スイス)、5位は130本で
A・マレー(英国)となっている。
錦織自身も、ジョコビッチ戦後にセカンドサービスを攻めていくようにしていたと話している。
一方、チリッチはサービスエースの数が81本で3位、ファーストサービスが入った時にポイントを獲得する確率が83パーセントと、今大会でサービスが好調なことがうかがえる。
準決勝のフェデラー戦では、最終ゲームで3本連続サービスエースを決めており、フェデラーもチリッチのサービスには動けなかった。
今年の全米オープン決勝は、リターンを得意とする錦織とサービスを武器とするチリッチの相対する試合が予想される。錦織は、チリッチの鋭いサービスにどれくらい食らいつけるか、そしてラリー戦に持ち込めるかが勝敗の分かれ目となる。
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