テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、車いすテニスの男子ダブルス決勝が行われ、第1シードの
国枝慎吾(日本)/ S・ウデ(フランス)組が第2シードのF・カッタネオ(フランス)/ R・ヴィンク(オランダ)組を6-4, 6-2のストレートで下し、国枝慎吾は2度目の優勝と同時に、2006年に
斎田悟司(日本)とのペアで優勝した時以来7年ぶりのタイトル獲得となった。
この試合、国枝慎吾/ S・ウデ組はファーストサーブが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得、さらにカッタネオ/ ヴィンク組のサービスゲームを5度ブレークし、1時間12分で優勝を決めた。
今後について、国枝慎吾は「全米オープンでのシングルス・ダブルスの両方で優勝する事が、今年の残された目標。そこは、きっちり締めたいと思います。」と、意気込みを語った。
錦織圭(日本)、
N・ジョコビッチ(セルビア)と同じくユニクロと所属契約している国枝慎吾は、以下の声明を発表。
「伝統のあるウィンブルドン選手権で優勝でき、大変嬉しく思います。支えてくださったファンの方々に心から感謝申し上げます。これからもユニクロのウエアを着て勝ち進み、世界1位を保持できるように頑張ります。」
今年に入り国枝慎吾は、全豪オープンで単複2冠達成、その後の全仏オープンではシングルスでウデに接戦の末に敗れ準優勝に終わるも、ウデとのダブルスでは大会4連覇と同時に5度目の優勝を果たした。
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