テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は２日に女子ダブルス３回戦を行い、第１シードのＳ・エラーニ（イタリア）/ Ｒ・ビンチ（イタリア）組が第１６シードのＪ・ゴルゲス（ドイツ）/ Ｂ・ザフラヴォワ・ストリツォワ（チェコ共和国）組に6-3, 3-6, 2-6で敗れる波乱となった。
同じイタリア人のエラーニとビンチは２０１２年、年間４度あるグランドスラムのうち、全仏オープンと全米オープンの２つでダブルスタイトルを獲得、全豪オープンでは準優勝、ウィンブルドンではベスト８を果たし、女子ダブルスランキング１位でシーズンを終えた。
今年に入ってから既に全豪オープンを含む３つのダブルスタイトルを獲得している女子最強ペアのエラーニ/ビンチ組だったが、ゴルゲス/ザフラヴォワ・ストリツォワ組にウィンブルドン初ベスト８入りを阻まれた。エラーニ/ビンチ組は今年のウィンブルドンで優勝していた場合、四大大会全てを制し生涯グランドスラム達成となっていた。
【動画】最強ダブルスペアのエラーニ/ビンチはどうやって生まれた！？
勝利したゴルゲス/ザフラヴォワ・ストリツォワ組は、既に準々決勝進出を決めていた青山修子（日本）/ Ｃ・シーパース（南アフリカ）組と今夜１２番コートの第３試合で対戦する。
その青山修子/シーパース組は今大会女子ダブルスにおいて、１回戦から第９シードのＡ・パブリュチェンコワ（ロシア）/ Ｌ・サファロバ（チェコ共和国）組から逆転勝利をものにする番狂わせを演じ、続く３回戦でもダブルス巧者で第６シードのＬ・フーバー（アメリカ）/ Ｓ・ミルザ（インド）組を下す快進撃を見せ、ベスト８進出を決めている。
クルム伊達公子（日本）と森田あゆみ（日本）も女子ダブルスに出場していたが、クルム伊達はＡ・パーラ=サントンハ（スペイン）とのペアで、森田はＳ・キルスチャ（ルーマニア）のペアでそれぞれ１回戦で敗退している。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
■関連動画■
《またも逆転、青山修子がダブルス１６強入り＜ウィンブルドン＞》
《青山修子組、実力者ペアに逆転勝利＜ウィンブルドン＞》
《クルム伊達、複は勢い乗れず＜ウィンブルドン＞》
《森田あゆみはクルム伊達公子に続けず＜ウィンブルドン＞》
この日行われた試合は以下の通り。
●Ｓ・エラーニ(1)/Ｒ・ビンチ(1) vs. ○Ｊ・ゴルゲス(16)/Ｂ・ザフラヴォワ・ストリツォワ(16), 6-3, 3-6, 2-6
○Ａ・フラヴァコバ（チェコ共和国）(2)/Ｌ・フラデカ（チェコ共和国）(2) vs. ●Ｓ・ソレル=エスピノーサ（スペイン）/Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン）, 6-4, 6-3
（2013年7月3日17時53分）
島袋将 18歳新鋭と対戦も途中棄権 
