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女子テニスツアーのハンソル韓国オープン(韓国/ソウル、賞金総額22万ドル、ハード)は19日、シングルス1回戦残り4試合と2回戦2試合などが行われ、前年度覇者のMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)が予選勝者のE・ダニリドー(ギリシア)を6-2, 6-3で下し2回戦進出を決め、大会2連覇へ向けて好調なスタートを切った。
昨年の今大会で自身5度目のツアー優勝を飾ったマルチネス=サンチェスは、予選を勝ち上がったダニリドーに対し、第1セットは2度ブレークを許したが4度のブレークを奪いセットを先取。第2セットは1度もブレークを許さず、逆に1度ブレークに成功して1時間33分のストレートでダニリドーを下し、初戦突破を決めた。
「こうしてディフェンディング・チャンピオンとしてこの大会へ帰って来れた事はとても心地よく思っている。今年のドローはとても厳しい選手ばかりがエントリーしていて、連覇するのは難しそうだけどベストを尽くすのみ。その結果がどう出るかは今後のお楽しみね。」と語るマルチネス=サンチェス。
昨年の今大会には世界ランク36位で臨んでいた彼女は、この1年間怪我に泣かされて思うようなプレーが出来ず、現在の93位へと大きくランキングを下げてしまった。
「去年の年末に膝の手術を受けたの。そして今季の序盤には何度か右足太腿も痛めてしまって、5月までは満足にテニスも出来ずにいたの。復帰しても思うようなプレーが出来なかったけど、今は試合数をこなして元のレベルに戻る事を目標にしているわ。」と、苦しい時期を振り返り現在の目標を語っていた。
今年の7月に長年交際を続けていたファン・ドミンゴ=ペレス氏と結婚したマルチネス=サンチェス。その事がテニスへ支障を来たしていないかとの問いに「結婚はしたけど、自分自身は以前と全く変わっていない。今必要な事は、しっかりトレーニングを積んでより多くの試合をする事。コートを離れると彼と一緒に楽しい時間を過ごしているけど、それ以外は自分のテニスに集中出来ている。」と、まだまだテニスへの情熱を持っている事を明かした。
マルチネス=サンチェスはベスト8進出を懸けて、2回戦で第4シードのN・ペトロワ(ロシア)と対戦する。ペトロワもこの日、L・ドミンゲス=リノ(スペイン)を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
【1回戦】
S・リー ○-× M・キリレンコ(ロシア) (2), 1-1, (途中棄権)
N・ペトロワ (4) ○-× L・ドミンゲス=リノ, 6-2, 6-4
MJ・マルチネス=サンチェス ○-× E・ダニリドー, 6-2, 6-3
T・パスゼック(オーストリア) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 7-6 (10-8), 6-3
【2回戦】
K・カネピ(エストニア) (3) ○-× G・ウォスコボエワ(カザフスタン), 6-2, 6-2
K・ベルテンス(オランダ) ○-× S・ソレル=エスピノーサ(スペイン), 1-6, 7-6 (7-3), 6-2
今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル、ダブルス1万7262ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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