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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズ、W&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額282万5280ドル、ハード)は14日、シングルス1回戦残り10試合と2回戦2試合が行われ、第10シードのM・フィッシュ(アメリカ)がF・ロペス(スペイン)を6-2, 6-3で退けるも、第16シードのA・ロディック(アメリカ)が敗退し、アメリカ勢に明暗が分かれた。
元世界ランク1位で長年アメリカ男子テニス界をけん引していたロディックだったが、この日はラッキールーザーのJ・シャーディ(フランス)の前に6-7 (4-7), 3-6のストレートで敗れ、今大会2003年と2006年の覇者は早くも大会を去る結果となった。
第1セット、タイブレークの接戦の末に失ったロディックは、第2セットに入るとトレーナーを要求。腰に治療を受けて再びコートに戻るも、2度のブレークをシャーディに奪われ万事休す。1時間33分で敗退した。
試合後、治療を受けた事について質問されたロディックは「数日前の練習で若干の違和感があって、昨日予定されていた試合を今日へ遅らせてもらったんだ。序盤はほとんど問題がなかった。一瞬、体を伸ばしてフォアハンドを打ったら痛めてしまったのさ。ちょっと痙攣を起こしてしまった感じになり、その後は悪化するばかりだった。」と状態を説明していた。
ロディックは全米オープン直前で来週行われるウィンストン・セーラム・オープンへの出場は微妙と語る。開幕まで2週間を切った全米オープンへ向けて、今はその怪我がどこまで回復するかロディックの試練の日々となりそうだ。
勝利したシャーディは、当初出場予定だったJ・アイズナー(アメリカ)が腰痛から急遽欠場を表明したために、ラッキールーザーで本戦入りとなり幸運を活かす形となった。2回戦でシャーディはD・イストミン(ウズベキスタン)と顔を合わせる。
一方、昨年の今大会の準優勝者で世界ランク20位のフィッシュは第1セット、ゲームカウント3-2の第6ゲームで同31位のロペスからブレークに成功しリードする。続く第8ゲーム、ゲームカウント5-2のロペスのサービスゲームでセットポイントとなるブレークチャンスを迎えたフィッシュ。
ここでサーブの調子が悪いロペスは痛恨のダブルフォルトを犯し、第1セットはフィッシュが奪う。
第2セットもサーブのリズムが悪いままのロペスは、第4ゲームでもダブルフォルトでフィッシュにブレークを許してしまう。
この日11本のサービスエースを記録するなど好調なフィッシュは、その後しっかり自身のサービスゲームをキープし、1時間22分の快勝で2回戦進出を決めた。
「今日は良いプレーが出来たよ。彼(ロペス)はツアーでも危険な選手の一人なんだ。特に今回の大会のようにノーシードの中では要注意さ。このサーフェースにも合っているようだしね。」とフィッシュは、強い心構えでこの試合へ臨んでいた事を明かした。
フィッシュは2回戦でS・ヒラルド(コロンビア)を7-5, 6-3で下したC・ベルロク(アルゼンチン)と対戦する。
この日行われた1回戦の試合結果は以下の通り。
M・フィッシュ (10) ○-× F・ロペス, 6-2, 6-3
錦織圭(日本) (14) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-1, 6-2
J・シャーディ ○-× A・ロディック (16), 7-6 (7-4), 6-3
S・クエリー(アメリカ) ○-× J・メルツァー(オーストリア), 4-6, 6-2, 6-4
M・バグダティス(キプロス) ○-× A・ファリャ(コロンビア), 6-4, 6-1
T・ハース(ドイツ) ○-× D・ナルバンディアン(アルゼンチン), 6-7 (0-7), 7-6 (7-4), 6-3
A・ボゴモロフJR(ロシア) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 6-4, 6-3
R・シュティエパネック(チェコ共和国) ○-× A・ラモス(スペイン), 6-2, 6-2
C・ベルロク ○-× S・ヒラルド, 7-5, 6-3
M・ラオニチ(カナダ) ○-× R・ガスケ(フランス), 7-6 (7-4), 6-3
この日行われた2回戦の試合結果は以下の通り。
T・ベルディフ(チェコ共和国) (5) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 6-3, 6-4
B・トミック(オーストラリア) ○-× B・ベイカー(アメリカ), 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は53万5600ドル。
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