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女子テニスツアーのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、第2シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)が6-4, 1-0とリードした場面で第1シードのM・バルトリ(フランス)が棄権を決めたため、そのまま優勝となった。ペトコビッチは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
WTAツアー2勝目を挙げたペトコビッチは、最初の3試合ではストレート勝ちを収めたものの、準決勝の第6シードD・ハンチュコバ(スロバキア)戦ではファイナルセット6-4の激戦を勝ち抜いての決勝進出だった。
一方のバルトリは3試合で11ゲームしか落とさない猛攻ぶりで勝ち上がっていたが、決勝では惜しくも棄権となった。今大会で第1、2の両シードが順当に決勝まで勝ち上がったのは9年ぶりのことだった。
決勝のバルトリは、試合開始当初は好調で、最初の2ゲームを連取して2-0とリードを重ねる。しかしその後は勢いがペトコビッチの方へと移り、そのまま第1セットを6-4でペトコビッチが奪うと、第2セットも1-0とリードする。
その時点でバルトリは左太ももの故障を理由に棄権、ペトコビッチの優勝が決まった。
試合後、ペトコビッチは「相手が棄権して勝つというのはいつでも不思議な感覚です。うれしいと同時に悲しいからです。優勝し、ポイントを獲得できたのはうれしく思っています。選手はみんな年間を通じてポイント獲得を目指していますから!でも悲しい終わり方でもありました。調子がよかったということもありますし、マリオンにとっても残念なことでした。彼女は本当にすてきな人で、大好きなんです。私も2008年にはひどい故障に苦しみましたから、その気持ちはよくわかります。」と話している。
これでペトコビッチのツアー決勝戦での戦績は2勝2敗となった。2009年のツアー初優勝時もクレーコートの大会だった。一方のバルトリは決勝戦での戦績を5勝8敗とした。
ペトコビッチは「今大会に出場することにしてよかったと思っています。マドリードやローマの大会ではいいプレーができていませんでしたから、今週のプレーで自信を得ることができました。今大会では5試合を戦えましたので、全仏に向けて準備ができました。」と語っている。
今回の優勝でペトコビッチは、月曜日に発表される最新の世界ランキングで現在の15位から過去最高の12位にまで上昇する見込みだ。他方、バルトリは現在の11位にとどまる見通し。
バルトリは「試合開始当初、すぐに違和感を感じました。特に2-0とリードした後は痛みが増すばかりでした。4-5の時点でトレーナーを呼びましたが、一向によくなりませんでした。」と肩を落としていた。
地元観客の期待に応えられなかったバルトリは、続く地元での全仏オープンの展望を尋ねられてこう答えている。「故障の回復の時間が限られています。1日しかありません。月曜日には1回戦があります。奇跡に賭けたいと思います。ですが父が医師で幸いでした。父と話し、プレーできるかどうか見極めたいと思います。月曜日の1回戦は何とか切り抜けたいと思います。戦い抜いて、1回戦後の1日の休みで回復を目指し、その後の試合に備えたいと思っています。」
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