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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額122万5000ユーロ、ハード)は月曜日に開幕し、シングルス1回戦3試合を行い、地元のヒーローで第1シードのR・フェデラー(スイス)が登場しA・ドルゴポロフ(ウクライナ)との1回戦に臨んだが、6-4, 5-2とリードしたところでドルゴポロフが右足首をねん挫し途中棄権。フェデラーはわずか51分で2回戦進出を決めた。
先々週行われたイフ・ストックホルム・オープンで自身64回目の優勝を飾り、P・サンプラス(アメリカ)が持つ歴代4位の優勝記録に並んで以来の試合をなったフェデラーは、地元からの熱い声援の中第1セットの第7ゲームでドルゴポロフからブレークを奪い4-3とリードしそのままそのセットを先取する。
第2セットも2度のブレークをドルゴポロフから奪い5-2とリードしたところで、フェデラーのサーブをリターンしようとしたドルゴポロフが右足首を捻挫してしまい試合続行が不可能となり棄権を申し入れて、フェデラーが勝利目前で2回戦進出を決めた。この日の試合でフェデラーは、自身のサービスゲームではわずか4ポイントしかドルゴポロフに奪われない圧勝だった。
「過去のこの大会では好成績を残していることもあって、ちょっとプレッシャーのある中、その1回戦としては色々なショットを織り交ぜたりとても良いプレーができたと思う。」と語る29歳のフェデラー。「今日の自分のテニスや動き、感触全てに満足している。地元バーゼルのセンターコートに戻って来れて最高の気分さ。」
フェデラーは子供の頃はボールボーイをしていた思い出のある大会で、2006年から2008年に3連覇を達成し、昨年はN・ジョコビッチ(セルビア)に惜しくも敗れ準優勝だったが、34勝7敗の成績を誇っている。「この時期は常に最高の時期の1つなんだ。もちろんグランドスラムやランクの高い大会に重きを置くけど、今は世界1位ではないが感情的にはここ地元の大会では気分が高揚する。本当にこの大会を愛しているし、素晴らしいものなんだ。」とその思いを熱く語っていた。
その他、第8シードのJ・アイズナー(アメリカ)はM・ロドラ(フランス)を4-6, 7-5, 6-3の逆転で、予選を勝ち上がったR・ハース(オランダ)は主催者推薦のS・ボーリ(スイス)を6-4, 6-3のストレートで下し、それぞれ初戦を勝利で飾った。
アイズナーは先週フランスはモンペリエで行われた大会の準々決勝で、地元G・モンフィス(フランス)に敗れはしたものの12本のサービスエースを叩き出し、今季のサービスエースのトータルを1011本とし、テニス史上5人目となる1シーズンに1000本以上のサービスエースを記録した選手となっていた。この日も18本のサービスエースを記録し逆転でロドラを下した。
フェデラーはD・イストミン(ウズベキスタン)とJ・ティプサレビッチ(セルビア)の勝者と、アイズナーはハースとそれぞれベスト8入りを懸けて2回戦で対戦する。
今大会の優勝賞金は29万1700ユーロ。
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